2010年2月12日 提供:WIC REPORT(厚生政策情報センター)
中央社会保険医療協議会 総会(第169回 2/12)《厚労省》 厚生労働省が2月12日に開催した、中医協総会で配付された資料。
この日は、長妻厚生労働大臣に宛てて答申が行われ、全項目の点数が明らかになった。
10年ぶりのプラス改定(ネット)となった平成22年度改定が、ついに決着した。 救急入院医療の充実としては、
(1)救命救急入院料の充実度評価A加算がこれまでの500点から1000点に倍増
(2)二次救急医療機関における入院医療の評価を充実するため、救急医療管理加算を、これまでの600点から800点に引上げ
(3)ハイケアユニット入院医療管理料をこれまでの3700点から 4500点に引上げ―などがあげられる(p8-p23参照)。
病院勤務医の負担軽減としては、まず、7対1および10対1病棟における看護補助者の配置を新たに評価する点が注目されている。
点数をみると、
(1)50対1配置では120点(14日まで)
(2)75対1配置では80点(14日まで)―という具合。
平成20年度改定で新設された医師事務作業補助体制加算について、
(1)15対1の新設(810点)
(2)20対1の新設(610点)
(3)25対1-100対1の点数引上げ―などが盛り込まれている(p27-p39参照)。
再診料は病診統一で69点。患者からの電話問い合わせに対し、標榜時間以外も対応を行う体制を有している診療所を評価するため、「地域医療貢献加算」3点を新設し再診料に加算(p122参照)。
非常に活発な議論が行われた明細書発行だが、「明細書発行体制等加算」1点を新設し再診料に加算されることになる(p115-p118参照)。
(その1:2.4M)(その2:3.5M)(その3:1.4M)(その4:0.7M)(その5:2.2M)
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/2/12/115911/