「ディプロマ・ミル」とは「証書工場」、「ディグリー・ミル」は学位工場という意味です。
教育機関としての実体は何もなく、ビルの一室を借りて、デスクと電話があるだけの会社が「ナントカ大学」を名乗っている。しかるべき金額をそこに振り込むと、その大学の名義の博士号がもらえる。
一応の形式としては、それなりのレポートを書いたり、論文を差し出す必要があるらしいのええすが、それさえ要求しないところもある。安いところだと一〇〇万円ぐらい出すとナントカ大学という名前のついた博士号がいただける。
そういうアメリカの大学の博士号のようなものを持って、それを履歴書に書いておくと「箔がつく」と思う人がいる。それをありがたがって「すごいですね」と感心してくれる人がいる。~中略~
こういした学位工場はアメリカではずっと昔から存在しています。
最終講義 生き延びるための七講
内田 樹 (著)
文藝春秋 (2015/6/10)
P216
最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫 う 19-19)
- 作者: 内田 樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 文庫
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