それにしても、この豊後国の山奥に弘仁、藤原、鎌倉と数百年にわたって巨大な石仏群をつくったものは何か。それは仏教に対するあつい信仰であろう。 しかしその信仰を生み、信仰を必要としたものは何か。ぼくはそれを石仏群のそもそもの発願者と伝えられる「真野長者夫妻像」のうずくまる姿そのものが語っていると思った。
古寺を訪ねて―東へ西へ土門 拳 (著) 小学館 (2002/02) P180
土門拳 古寺を訪ねて 東へ西へ(小学館文庫)
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿