あることを人が認める、その場合は三つある。
まずは、その事について何も知らないから。
次には、それが世にありふれているように見えるから。
そして三つ目は、すでにその事実が起ってしまっているから。
もはや、そのことが善悪のどちらなのかとか、どんな利害が生まれるのかとか、どんな正当な理由があるかなどということは、認める基準にならないのだ。
「曙光」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
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平凡もまた同じく高いところになる平凡と、低い所になる平凡があると思う。
禅学を修めた人について見るに、なまじい坐禅をした人は、自分ばかり偉くなり、人を卑しむ風が見える。
しかし、自分ばかり偉がる風も、もいっそう進んで、いわゆる高僧智識になると、その言うことは実に平凡、その行いもまた普通の人に違ったことがない。かくのごとくその言語動作は、普通人と違う所はないが、しかしよくこれを窺(うかが)うと、声の音調が違う、目の艶が別である。
歩むにも足の踏み方が違う、茶を汲んでも、その手つきが違う。 一見、平凡としか思われなくても、その平凡には大いに高低の差異がある。ここがすなわち修養のあると、修養のない人との差ある所である。
修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P30
「成功する会社のビジネスプランには、何かしら「強み」があるものだ。ユニークな配送システムのこともあれば小売り戦略のこともある。そして、それらは確かにその後の成功要因になる」。
続けて、ジョン(住人注;ジョン・ドーア)は興味深いことを言った。「だが、最初の成功要因が、後から失敗要因になることがわかったんだ。
~中略~
では、この原則を、個人にあてはめて考えてみよう。
あなたが職場で発揮する能力として、一番の強みとしているものは何だろう?それがあなたの一番の弱みと化すことはないだろうか?
~中略~
政治の世界ではそういうことがよくある。世論調査の専門家たちはそれを「セマンティック・ディファレンシャル(行動の意味の差)と呼んでいる。
魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52
アラン・M・ウェバー (著), 市川裕康 (翻訳)
英治出版 (2010/2/25)
P244
魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ 飛躍のルール52
人によってそれぞれ歩むペースが違うのは、みんな違った太鼓のリズムを聞いているからだ。
自分の耳に響く行進のリズムに合わせて歩もう。それがどんな拍子であっても、どんなに遠くとも。―「森の生活」
なぜ、そんなに死にもの狂いになって成功を急ぎ、死にもの狂いになって事業に成功したいのか?
人が自分の同僚と一緒に歩調(ペース)を合わせようとしないとすれば、それは、多分、違ったドラムの音を聴いているからであろう。
森の生活
D・ヘンリー・ソロー (著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)
P468
「ツイてる」という言葉をつけるようにしてみてください。たとえば、
「今日は雨だ。うっとうしくて嫌になっちゃうなぁ」
といった後で、
「でも、ツイてるな」
というように。
なにがツイてるかって?そんなことを事細かに検証する必要はありません。
「人知をこえるほど、自分はツイているんだ」
と。これでいいんです。
理屈を考えている時間があったら、「ツイてる」といえばいいんです。
斎藤 一人 (著)
ツイてる!
角川書店 (2004/8/7)
P46
ボールがバンカーに落ちてしまいそうだと想像している未熟なゴルファーは、その想像を実現に必要な肉体的運動を、無意識的におこなってしまうのである。
その想像を実現させる際に彼の無意識が示す精妙さは、かれの願望に反しているとはいえ、みごとなものである。
C.H.ブルックス、E.クーエ (著), 河野 徹 (翻訳)
自己暗示
法政大学出版局; 新装版版 (2010/1/14)
P66
前略~ 「欲しい欲しい、足りないよ!」という欲望を手放して、安らぐこと。
過去から貯めこんできた記憶への執着を手放して、
軽やかに、今この瞬間をよけいなことを考えずに生き抜くこと。
そうすれば、すべてのことに「ま、いっか」と心はすこぶるやわらかくなるだろう。
経集849
超訳 ブッダの言葉
小池 龍之介 (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2011/2/20)
一八三
七一三 「(施しの食べものを)得たのは善かった」「得なかったのもよかった」と思って、全き人はいずれの場合にも平然として還ってくる。
あたかも(果実をもとめて)樹のもとに赴いた人が、(果実を得ても得なくても、平然として)帰ってくるようなものである。
ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P154
私は自分がストレスを感じているなと思うときは、単純な言葉をおまじないのように自分に言い聞かせて、居直ってきました。
「命まで取られるわけじゃないよ」
これを口癖のように言ってみるのです。
そうすると、不思議なことに、がんじがらめにこわばっていた気持ちが和らいできます。筋肉の緊張がほぐれ、肩、首のこりが少し軽くなります。
ストレスを避けよう、避けようと逃げまわるのではなく、何があっても、何が起こっても、
「命まで取られるわけじゃないよ」
と開き直って、スルリと躱(かわ)す生き方も必要なのではないでしょうか。
百歳人生を生きるヒント
五木 寛之 (著)
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)
P145
20
人を高めるのは、苦難でなくて回復である
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休息する時間がなければ継続できない
[オウィディウス] 古代のローマ哲学者・詩人 | B.C.43-A.D.17
休みたいなら、なぜいま休まない?
[ディオゲネス]古代ギリシャの哲学者 |B.C.412頃-323
33
弓を使う時には引き絞るが、使わぬ時は緩めておくものだ。
[ヘロドトス] 古代ギリシャの歴史学者 | B.C.485-420
人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法
水野敬也 (著), 長沼直樹 (著)
文響社 (2012/12/11)
人生はワンチャンス!- 「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法 人生は~シリーズ
健康を害する最大の要因は、ストレスである。あれこれ気にするより、ゆっくり「骨休め」すること。現代人に一番必要なのは、結局これではないだろうか。
~中略~
疲労はストレスである。体はストレスと戦うために血圧を上げる。薬を飲むより先に、十分に睡眠を取り、休むことが先決だ。
高血圧はほっとくのが一番
松本 光正 (著)
講談社 (2014/4/22)
P176
身心のどちらであれ、労働が数日にわたって激しくつづけられると、たいていの人には休養にたいする大きい欲求が自然に生じ、そしてその欲求は、力によるか、なにか強い必要によるかして抑制されないかぎり。ほとんど抵抗しがたいものになる。
これは自然な要求であって、あるときはただ気楽に過ごすことによって、だがあるときはまた気晴らしや娯楽によるなど、なにか気のむくままに過ごすことによって、解放されることが必要である。
もしそれがかなえられないと、結果はしばしば危険で、ときには生死にかかわることがあり、その職業に特有の疾患を遅かれ早かれもたらすことになる。
国富論 (1)
アダム・スミス (著), 大河内 一男 (翻訳)
中央公論新社 (1978/4/10)
P140
もし自然の要求を無視して体と心を酷使しつづければ、個人としても社会としてもその代償を支払うことになります。
精神科の薬物治療が進歩するにつれて、精神衛生上の問題はむしろ深刻さを増しています。
この流れに逆らうためには、「驚異の薬」を宣伝する広告マンの声を聞かずに、私たちの内なる声を聞き、そのすばらしさを再発見する必要があります。
ほとんどの場合、定期的に休息し回復する時間をとるだけで、精神科でもらう薬と同じような効果があるのです。
ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハー(著), 成瀬 まゆみ (翻訳)
大和書房 (2015/1/10)
P104
P184
本当に心がポキッと折れたときは思い切って休め!心が折れるということは、身体にたとえれば、骨が折れることと等しい。心が「休め!」というサインを出しているのだ。
そんなときは、個人差があるので精神的にもすごく強い人は追い込んでもいいかもしれないが、こういう本に救いを求めているような人は追い込まないほうがいい。
思い切ってこれを機会にリフレッシュすべきである。よく筋力トレーニングで「休むことも勇気。休むことも練習」というが、心が疲れているときも同じである。身体のトレーニングも疲れているときに追い込みすぎるとケガにつながるし、ケガにならなくても体力が向上しない。
心が折れてくたくたになっているときに頑張ろうとしたら、心の病になってしまうのではないかと思う。
P184
リフレッシュは徹底的に仕事や責任を忘れることから始める。そのためには、自分がいる場所を変え、付き合う人を変え、一日のリズムを変えるべき。
これを実践するためには時差があるような場所に行ったらいい。そうすれば、自然と付き合う人も変わるし、時差が生活のリズムを変えてくれる。それくらいしないと頭の中を空っぽにしてリフレッシュできない。
~中略~
心の疲れが取れれば、自信はある程度戻ってくる。自信がなくなる原因のほとんどは心の疲労だ。自信は失うのは早いが、取り戻すのには時間がかかる。ちょうど筋力のようなものだ。筋力も、コツコツとトレーニングで鍛練し、食事のバランスや休養に気をつけて初めて培われていく。
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
田村耕太郎 (著)
朝日新聞出版 (2014/7/8)