2026年3月4日水曜日

五つの妨げ

P182
 道の者よ、迷いに満ちたおのれの心の状態に気づくがよい。そこには”五つの妨げ”がある。

 すなわち、①快楽に流される心、②怒り、③やる気の出ない心、④そわそわと落ち着かない心、そして⑤疑い、である。
 気づくがよい。このような心の状態では、物事をよく理解することも、正しく考えることもできない。ゆえに苦しみの連鎖は、いつまでも続くであろうと。
                    ―若き修行者への訓誡 マッジマ・ニカーヤ

P190
 仏教では、「心の弱さ」「妨げに負けてしまう心」を、ありのままに見ます。
 人間ですから、弱さはあります。妥協もします。快楽や怠惰に流されることもあります。
 それは事実なのだから、否定してもしようがありません。本当の自分とは”頑張れる自分”から”弱い時分”(五つの妨げ)を引いた残りなのです。
 そのいわば「等身大の自分」は、良いとも悪いとも、本当は判断できません(すべきではありません)。というのは、当たり前のことですが、それ以外の自分は存在しないからです。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (著)
KADOKAWA/中経出版 (2015/7/31)

愛媛県 鎚山

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