七〇 不死なる神々は、こんなに長い間こんな人間ども、それもこんなに大勢のやくざな人間どもを絶えず我慢しなくてはならないことを不快に思ってはいられない。
それのみか、種々さまざまのやりかたで人間どもの世話を焼いて下さる(69)。
ところが君ときたら、もうすぐ死ぬくせに、参ってしまうのか。しかも君自身そのやくざな人間の一人でありながら?
七一 笑止千万なことには、人間は自分の悪を避けない。ところがそれは可能なのだ。
しかし他人の悪は避ける。ところがそれは不可能なのである(70)。
マルクス・アウレーリウス 自省録
マルクス・アウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
岩波書店 (1991/12/5)
P139
0 件のコメント:
コメントを投稿