2025年6月28日土曜日

登りつめたらあとは下るしかない

 日本は高齢社会で、人口も減って行く。これからはもう、購買力を増やすのは無理かもしれない。
それに、地球全体は大きいといっても、有限な人たちしか生きていない。
経済拡大が資本主義では大切だといっても、購買力のある人たちは、有限な人数しかいない。
適度なインフレーションが大事と考えたり、購買力の拡大がいつまでも続くと考えたりするほうに無理がある。

世の中の罠を見抜く数学
柳谷晃 (著)
セブン&アイ出版 (2013/3/1)
P99

世の中の罠を見抜く数学

世の中の罠を見抜く数学

  • 作者: 柳谷晃
  • 出版社/メーカー: セブン&アイ出版
  • 発売日: 2018/10/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

P73
 登山とは、文字どおり、山の山頂をめざすことです。ルートは違っても、頂上は一つです。
 しかし、考えてみると、登山という行為は、頂上をきわめただけで、完結するわけではありません。私たちは、めざす山頂に達すると、次は下りなければなりません。頂上をきわめた至福の時間に、永遠に留まってはいられないのですから。
 登ったら下りる。つまり、非日常の世界から、日常の世界にもどるのです。これは、しごくあたり前のことです。登頂したあとは、麓(ふもと)をめざして下山するのです。  永遠につづく登山というものはありません。

P74
 登ることについては熱中できても、下りること、下ることにはほとんど関心がない。それが私たちの普通の感覚です。
 しかし、私はこの「下山」こそが、本当は登山のもっとも大事な局面であると思えてならないのです。

百歳人生を生きるヒント
五木 寛之 (著)
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)

百歳人生を生きるヒント (日本経済新聞出版)

百歳人生を生きるヒント (日本経済新聞出版)

  • 作者: 五木寛之
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: Kindle版

 

鳥取県 大山

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