独立する時は道具を一式揃えてもらえます。親方のよりいいものを持ちますな。
道具はいいものを与えないと性根が入りません。
「わしは親方より上等ののみを持っている。親方があの仕事をするのに、俺ができないわけがない」とおもうでしょ。
だから親方よりいいものを持たせる。これが無言の教育です。
西岡 常一 (著)
木に学べ―法隆寺・薬師寺の美
小学館 (2003/11)
P184
法隆寺金堂の大修理、法輪寺三重塔、薬師寺金堂や西塔などの復元を果たした最後の宮大工棟梁・西岡常一氏が語り下ろしたベストセラー、待望の文庫版。宮大工の祖父に師事し、木の心を知り、木と共に生き、宮大工としての技術と心構え、堂塔にまつわるエピソード、そして再建に懸ける凄まじいまでの執念を飄々とした口調で語り尽くしている。氏が発するひとつひとつの言葉からは、現代人が忘れかけている伝統的な日本文化の深奥が、見事なまでに伝わってくる。
弘法筆を択ばずなんていうことは愚説であって、名工はその器をよくすというのが確かなところだ
幸田 文 (著), 青木 玉 (編集)
幸田文しつけ帖
平凡社 (2009/2/5)
P37


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