2026年6月25日木曜日

渇愛

P26
人間が抱える不満や物足りなさの「理由」について、ブッダはこう語っています。
 苦しみが何ゆえに起こるのかを、理解するがよい。
 苦しみをもたらしているものは、快(喜び)を求めてやまない”求める心”なのだ。
                          ―初転法輪経 サンユッタ・ニカーヤ ブッダが発見した”求める心”tanhâ(タンハー)とは、いわば「反応しつづける心のエネルギー」のこと。人の心の底に、生きている間ずっと流れている意識のことです。
”求める心”は、発生後”七つの欲求”に枝分かれします。現代心理学の知識を借りると、7つの欲求とは、①生存欲(生きたい)、②睡眠欲(眠りたい)、③食欲(食べたい)、④性欲(交わりたい)、⑤怠惰欲(ラクをしたい)、⑥歓楽欲(音やビジュアルなど感覚の快楽を味わいたい)、そして、⑦承認欲(認められたい)です。

P27
”求める心”のことを、仏教の世界では「渇愛」と表現してきました。
「求めつづけて、いつまでも渇いている、満たされない心」のことです。

反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (著)
KADOKAWA/中経出版 (2015/7/31)
P26

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