2026年4月6日月曜日

あげまん

男性は女性に比べてより多くの「ドーパミン」を必要とする脳をもっており、快の刺激に対してより中毒になりやすいという特徴があります。
特に男性は女性に比べ、「社会的報酬」に弱く、他者から評価されることに対してより強い快の感覚を持ちます。
 社会的報酬というのは、名誉を得ること、多くの人から称賛されること、有名になること、尊敬している誰かに認められることなど、端的にいえば承認欲求が満たされることによって得られる心理的な報酬を指します。
 時には金銭を支払っていることを自ら知っていながらも、男性はそれを求めることがあります。キャバクラなどはそのよい例ではないでしょうか。また、キャバクラでは経済力がそのままその場における社会的地位に相当するので、金銭を支払って心理的な報酬を得るという行為そのものが、社会的報酬として機能しているとも言えます。
~中略~
 つまり、このような男性の性質をうまく使ってやれば、仕事や恋愛関係をよりスムーズにする工夫ができるということでもあります。
 まず、そのタスクをこなせば承認欲求を満たすことができるよ、という期待感を持たせ、自己効力感(自分を取り巻く環境に対して何らかの働きかけをすることができるという自信)が高まるようなステートメントを多用することで、男性はモチベーションを上げていくことができるでしょう。

空気を読む脳
中野 信子 (著)
講談社 (2020/2/20)
P153

空気を読む脳 (講談社+α新書)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

  • 作者: 中野信子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: Kindle版

九重連山 大分県

人には”利き感覚”がある

P63
 NLPでは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感のことを、「表象システム」(または「代表システム」)といいます。 このうち、触覚、嗅覚、味覚を合わせたものを「体感覚」といいます。  そして、表象システムのうち、優先的に使っているものを「優位表象システム」といいます。優位表象システムは人によって違います。 ~中略~ 「笑顔とともにきれいなプレゼントをもらう」という視覚が重要な人は、視覚優位です。 「「愛している」と耳もとでささやかれる」ろいう聴覚が重要な人は、聴覚優位です。 「ぎゅっと抱きしめられる」という体感覚が重要な人は、体感覚優位です。

P65
二人の優位表象システムが異なると、自分が愛を表現しているのに、相手は愛を感じられないということが起こりがちです。
 これは、愛がないのではありません。愛の表現方法が違うだけなのです。
 このように、人とコミュニケーションをするときは、相手の優位表象システムを知り、それに合わせることが重要です。

 

P66
●視覚優位の人の特徴
 視覚優位の人は、映像を思い浮かべながら話します。映像は言葉よりも情報量が多いため、多くのことを言葉で表現しようとして、早口になります。
また、話が飛ぶこともよくあります。視線は上を向くことが多く、思い浮かべている映像を現すような手振りが多くなります。
 そして、「見える」「イメージ」といった視覚に関する表現をよく使います。
●聴覚優位
 聴覚優位の人は、言葉を大切にして話します。そのため、理論立てて話すことが多いのが特徴です。視線は横を向くことが多く、耳やあごに手をやることが多くなります。
 そして、「聞こえる」「リズム」といった聴覚に関する表現をよく使います。
●体感覚優位の人の特徴
 体感覚優位の人は、体で感じながら話します。感情豊かで、ゆっくりと話すのが特徴です。
視線は下を向くことが多く、感覚を表現するような手振りが多くなります。
 そして、「感じる」「感覚」といった体感覚に関する表現をよく使います。

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書
前田 忠志 (著)
実務教育出版 (2012/3/23)

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

  • 作者: 前田 忠志
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

九重連山 大分県

じんましんの特徴

じんましんの特徴は、炎症が起こるのが表皮ではなく真皮であるという点だ。
 さて、じんましんの原因はいくつもあるが、体力が落ちているときにサバや蕎麦などのヒスタミンを多く含む食品を食べたことがきっかけで出るケースが多い。
 メカニズムを見てみよう。
 すべてのじんましんは、血中のヒスタミン濃度が上昇することから始まる。原因は、大きく分けて「アレルギー反応」と「ヒスタミンの過剰摂取」の二つが考えられる。
~中略~
 またアレルギーとは無関係に、単にヒスタミンを多く含む食品(サバ、蕎麦、筍など)をたくさん食べたことでもじんましんは生じる。
食品中に含まれるヒスタミンは腸管で吸収され、血流に乗って皮膚に到達する。そして表皮真皮境界部にあるヒスタミンレセプター(受容体)に結合すると、興奮がC繊維を駆け上がってかゆみが伝わる。同時に軸索反射を起こし、サブスタンスP
を介して皮膚のマスト細胞がさらに脱顆粒して増幅されるため、かゆみがどんどん広がるのである。


なぜ皮膚はかゆくなるのか
菊池 新(著)
PHP研究所 (2014/10/16)
P118

なぜ皮膚はかゆくなるのか (PHP新書)

なぜ皮膚はかゆくなるのか (PHP新書)

  • 作者: 菊池 新
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/10/16
  • メディア: 新書

 

九重連山 大分県

がん家系

P219
 がん家系ではないだろうか、と心配しておられる方がけっこうおられるかもしれません。
しかし、今や、一生の間に、がんになるリスクは男性で60%、女性で45%ですから、およそ二人に一人はがんになるのです。ですから、単に、親戚にがんになった人が多い、というだけで家族性、より正しくは家族集積性、と判断するのは難しいところがあります。
 親戚の中で、同じ種類のがんを発症した人が何人もいる、若い頃に発症する人が多い、複数の限られた臓器にがんを発症する、同じ種類のがんが何回もできる、といったことを満たした場合には、家族性腫瘍の可能性があります。その比率は決して高くなくて、およそ5~10%程度のがんがこれにあたるとされています。

P366
 2012年のデータからの推定によると、生涯でがんになる確率は、男性で61・8%、女性で46・0%とされています。歳をとればとるほど変異が蓄積するのですから、高齢社会が続く限り、このレベルあるいはそれ以上で推移するでしょう。日本人の半分はがんに罹るということなのです。

こわいもの知らずの病理学講義
仲野徹 (著)
晶文社 (2017/9/19)

こわいもの知らずの病理学講義

こわいもの知らずの病理学講義

  • 作者: 仲野徹
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2017/09/19
  • メディア: 単行本

九重連山 大分県

水素原子の年齢は138億歳

早野 いま、私たちの体を構成している水素原子の年齢は138億歳。
糸井 宇宙の年齢とほぼ同じっていうこと?
早野 はい。宇宙の歴史の中で、水素というのはビッグバンの直後にできました。そのあと、水素が大量に作られれるようなプロセスはどこにもないんです。だから、宇宙が始まったときにできた水素が、ぐるぐるぐるぐる、めぐりめくって、今も存在している。糸井さんの中に、今も。
糸井 おお。つまり、くっつく相手が変わると、別の場所で、別の物になったりしてるけど、そのちっちゃいツブツブの原子そのものは・・・・・。
早野 水素そのものは変わってないんです。リサイクルされ続けているだけで。

知ろうとすること。
早野 龍五 (著), 糸井 重里 (著)

新潮社 (2014/9/27)
P140

 

知ろうとすること。(新潮文庫)

知ろうとすること。(新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: Kindle版
大台ヶ原山 奈良県

効率的だから生き残るとは限らない

 脳もまさにそんな入り組んだ非効率な構造をしています。しばしば「生物は効率的で、すべての構造や機能になんらかの合理的な意味があるのだ」などという、まるで幻想めいたことが言われますが、これはダーウィニズムの悪影響です。
「自然淘汰で勝ち残ってきたからには、私たちはさぞかし素晴らしい生物に違いないという思い込みが、いまだに根強いような気がしています。

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
池谷 裕二 (著)
祥伝社 (2006/09)
P78  

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

  • 作者: 裕二, 池谷
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/05/28
  • メディア: 文庫

 

北海道 旭山動物園

参与観察

  チンパンジーの子どもはお母さんに育てられるべきだ。 チンパンジーの子どもは親や仲間と一緒に暮らさなければいけない。
 どういう研究が倫理的に正しく、かつ科学的に妥当か。そう考えたときに、自分が行き着いた研究方法が、新たな研究手法としての「参与観察」だった。
~中略~
 参与観察は、コロンブスの卵のような話だが、それまでの常識を覆した研究方法だ。その根底には、研究者とチンパンジーが長い時間をかけて親密な関係を取り結ぶという、日本の研究のオリジナルな発想がある。

野外研究でもちいられる「人づけ」に似ている。対象との間合いを徐々につめて一体化するのだ。
キリスト教的人間観から自由で、人間と動物、人間と自然、というようには切り分けない日本の文化的伝統が、参与観察という発想の基盤にあるのだろう。

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心
松沢 哲郎 (著)
岩波書店 (2011/2/26)
P127

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心

  • 作者: 松沢 哲郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/02/26
  • メディア: 単行本

 

北海道 旭山動物園

社会的発達の四段階

P757
  親子関係や周囲の人たちとの関係の中で、赤ちゃんがどんなふうに知性を発達させていくのかを、こんどはみていくことのしよう。ここでいう知性とは、道具を操る知性ではなくて、社会的な知性、対人関係にかかわるような知性のことだ。
  私は社会的知性の発達に四段階あると考えている
~中略~  

 ①生まれながらにして、親子のあいだでやりとりするようにできている。
 ②一歳半頃になると同じ行動をするようになり、行動が同期する。
 ③行動が同期するなかで、逸脱した行動、自分のしたことのない行動があると、だいたい三歳ぐらいから真似る。(略)
 ④摸倣を基盤として、相手の心を理解できるようになる。そこではじめて、「手を差し伸べる」という利他的な行動が現れる。あるいは相手の出方がわかるので、「あざむく」というような行動も出来るようになる。

P72
 要はこの摸倣の段階で、こどもというのは、親を含めた他者の行為をなんとかコピーしようとする。
自分がやっていない新しいことを誰かがしたのを見て、なんとか同じことをしようとする。
その結果として、今までにはない行動のレパートリーが取り込まれる。それが摸倣の効能だ。

P76
 ボッソウのチンパンジーをずっと観察しているうちに、思いがけない面白い発見があった。
 ある日、野外実験場にお母さんチンパンジーがやって来た。けれども、アブラヤシの種を割る石がない。適当な石はみんな、他のチンパンジが使っている。
しょうがないから、そのお母さんは、石で種割りをしている九歳の息子の毛づくろいを始めた。
 しばらくすると、お母さんは毛づくろいをやめて四足ですくっとたった。これは「毛づくろいのお返しをしてください」という意味だ。
そこで息子は、種割りの石を置いて、お母さんの毛づくろいを始めた。
そうしたら、なんと、そのすきにお母さんは息子の石を取っちゃった。だました、としか見えない。

 このエピソードは、「あざむき」とおいうものが、人間以外の動物でも確かにあるということのいちばん強い、すごく明確な証拠だと思う。 

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心
松沢 哲郎 (著)
岩波書店 (2011/2/26)

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心

想像するちから――チンパンジーが教えてくれた人間の心

  • 作者: 松沢 哲郎
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/02/26
  • メディア: 単行本

 

北海道 旭山動物園

2026年4月3日金曜日

 ところで、眼「というもの」と普通に言うとき、それは暗黙のうちに脊椎動物の眼を意味しているが、多くの異なる無脊椎動物のグループで、像を結ぶ役に立つ眼が、それぞれ独立に四〇回から六〇回も進化しているのである。これらの四〇回あまりの進化のなかでも、ピンホール式の眼、二種のカメラ・レンズ式の眼、凹面反射鏡式(人工衛星のパラボラ・アンテナ式)の眼、および数種類の複眼などを含めて、少なくとも九つの異なった設計原理が発見されている。
ニールソンとペルガーがもっぱら研究したのは、脊椎動物とタコでよく発達している。

 

遺伝子の川
リチャード ドーキンス (著), 垂水 雄二 (翻訳)
草思社 (2014/4/2)
P112

文庫 遺伝子の川 (草思社文庫)

文庫 遺伝子の川 (草思社文庫)

  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2014/04/02
  • メディア: 文庫

北海道 旭山動物園

ギャンブルのカラクリ

P58
 ギャンブルでは必ず胴元がもうかる仕組みをつくっています。客に「勝っている」という感覚を持たせながら、コミッション(手数料)などのかたちであまりそれとは意識させないように少しずつ利益を集める、という方法をよっています。
 この原理原則さえ知っていれば、少額で長く遊べば遊ぶほどだらだらとマイナスがふくらんでいくということがわかるので、楽しんだらそれで切り上げよう、だとか、大きく儲けてある程度勝ったタイミングでさっと切り上げよう、などと方針を立てやすくなるのですが、そうできる人とできない人の差は大きいようです。
 将来の不確実性によるリスクを低く評価し、より大きく勝負に出るという性質は、それが仕事に適切に生かされれば、能力を存分に発揮してビジネスを発展させる力になり得るのかもしれません。 確実な利益か、未来の不確実な勝負か。どちらを選択するかに決まった正解はなく、だからこそ賭けに対する人間の性質にも多様性が存在するのです。
 しいて言えば、自分の選んだ答えを正解にする力が重要、といったところでしょうか。 賭けごとをしている最中に高揚を感じさせる脳の仕組みは、基本的に恋愛と一緒です。
報酬系にドーパミンが放出されると快楽を感じるようにできています。ギャンブルはこのドーパミンを出せるよう、うまく設計されています。~中略~
 こちらからのアクションに対して確実に利益があるのなら、これはもうゲームではなくて作業です。地道な喜びがある場合もあるかもしれませんが、そこに私たちが大きな快楽を得ることはほとんどありません。できるだけ不確実に、変動する割合で、変化のある間隔で報酬が来る。すると、私たちの脳はあっという間にそのアクションをし続けるようになります。

P62
日本人に多く見られる形質の持ち主による勝負の仕方というのには特徴があります。
慎重で自分を守りながら損失を少なくして勝とうとするやり方です。
 ビジネスでも、手堅く勝っていわゆる富裕層にはなれるけど、大勝して世界的な大富豪に、という人は少ないようです。資産が1億円以上の人は多くても10億円以上の人は意外なほど少ない、ということを聞きます。

空気を読む脳
中野 信子 (著)
講談社 (2020/2/20)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

  • 作者: 中野信子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: Kindle版

 

九州自然動物公園アフリカンサファリ 大分県宇佐市安心院町南畑