2026年4月7日火曜日

多すぎる選択肢への対応

 過度に成熟したカテゴリーから生まれる多すぎる選択肢に人々がどのように対応するか
①知識豊富な”カテゴリー通”
②目ざとい”買い手上手”
③関心の薄い”現実主義者”
④いやいや関わる”不本位な人々”
⑤理屈抜きの”熱心な愛好家”

ヤンミ・ムン (著), 北川 知子 (翻訳)
ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業
ダイヤモンド社 (2010/8/27)
P70

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本

 

立山 富山県

メディカルツーリズム

世界の患者は国境を超え始めている。そして、欧米はおろかアジアの新興国でさえ、医療による外貨獲得に乗り出している。

北原 茂実 (著)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!
講談社 (2011/1/21)
P151

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)

「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 北原 茂実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/01/21
  • メディア: 新書

 

立山 富山県

流行というもの

人々がご丁寧にも追いかけている流行は、ぜいたく者や浪費壁のある連中が仕掛けたものだ。―「森の生活」

ソロー語録
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(著), 岩政 伸治 (翻訳)
文遊社 (2009/10)
P87

ソロー語録

ソロー語録

  • 出版社/メーカー: 文遊社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本

 

P37
衣服に継(つ)ぎが当たっているからといって、私はその人を見くびったことは一度もない。
だが、私が思うには、世間の人々は一般に流行している服とか、少なくとも清潔で、継ぎが当たっていないものを身に着けることに熱中し、健全な良心を身につけることを忘れている。

P56
 贅沢な人間や放蕩者だけが流行をつくり、そのあとを大衆が群をなして嬉しそうに追いかける。

森の生活
D・ヘンリー・ソロー (著), 佐渡谷 重信 (翻訳) (著)
講談社 (1991/3/5)

 

ソロー語録

ソロー語録

  • 出版社/メーカー: 文遊社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本
上高地

凡人でも成り立つシステムをつくれ

(住人注;身体的、精神的に)自己決定能力を失いつつあるとき・・・・・・人持ちならひとに頼ればよいが、それが無理ならシステムをつくることが必要です。
システムをつくることのよい点は、とくべつの能力や資源のないひとにもハードルが越せる、超人的な能力を持ったカリスマ的な医師や訪問看護師の存在や、ケアマネやヘルパーの職分を越えたコミットメントがなくてもまわせる、つまり平均的な人材が平均的な能力を発揮すれば成り立つしくみをつくりことです。
何十年もかけてそういうシステムをつくってきたところでは、創設時のリーダーがいなくなっても、担当者が入れ替わっても、システムが機能しています。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P217

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/11/07
  • メディア: 文庫

九州自然動物公園アフリカンサファリ 大分県宇佐市安心院町南畑

ザ・ウィナー・テイクス・オール

 市場一元支配社会のもとでの「競争」とは最終的にはザ・ウィナー・テイクス・オール(一人勝ちの勝者がすべてを奪う)をもたらすものであること。切磋琢磨なら大いに結構です。互いのなれ合いを排し、全力をあげて競い合うことで全体のレベルも上がる。
 しかし、いまもてはやされる競争とは、よく語られる勝ち組・負け組の篩い分け。そして「格差拡大社会」を必然とする「剥き出しの競争主義」に社会を任せる、という流儀を指しています。

内橋 克人 (著)
共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道
朝日新聞出版 (2009/3/19)
P126

共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道

共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道

  • 作者: 内橋 克人
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 単行本

 

九州自然動物公園アフリカンサファリ 大分県宇佐市安心院町南畑

貧困スパイラル

 低賃金→購買力衰退→低価格品に依存→安い開発輸入品が国内市場を席巻→賃金下落の加速→生活者はいつもいつも「もっと安いもの」を求めて奔走せざるをえなくなる→さらなる貧窮化へ。
この循環を「貧困スパイラル」と筆者は読んできた。

内橋 克人 (著)
共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道
朝日新聞出版 (2009/3/19)
P242

共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道

共生経済が始まる 世界恐慌を生き抜く道

  • 作者: 内橋 克人
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 単行本

 

福岡県 英彦山

貧困救済策

 最低賃金引き上げは、貧困解消手段として政治的にアピールしやすい。だがこの結果、一番被害を受ける恐れがあるのは、前述のとおり最も貧しい勤労者やこれから仕事に就こうとする若者・既婚女性だ。
雇用者同士の賃金格差は縮小し、労働組合には、有効な格差是正策である。ただし、それは最低賃金の引き上げで職を失ったり、職を得られなかった人を排除した結果得られたものである。社会全体でみれば、最低賃金引き上げで職を失った人まで考えれば、格差はむしろ拡大することになる。
 真の貧困救済策はどうあるべきか。第一は、教育訓練を充実することだ。質の高い労働者なら、企業はそれだけ高い賃金を喜んで払うだろう。子どもの頃からの教育の充実も大事だ。
第二は、給付付き税額控除や勤労所得税額控除のような負の所得税を作ることだ。賃金規制という強硬手段で失業という歪みをもたらすのではなく、税と社会保障を用いた所得再分配で貧困問題に対応するのが筋である。

競争と公平感―市場経済の本当のメリット
大竹 文雄 (著)
中央公論新社 (2010/3/1)
P200

競争と公平感: 市場経済の本当のメリット (中公新書 2045)

競争と公平感: 市場経済の本当のメリット (中公新書 2045)

  • 作者: 大竹 文雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2010/03/25
  • メディア: 新書

福岡県 英彦山

フォードの教訓

P172
製造効率の守護神ともいえるフォードについては、かつてこういうエピソードが「伝えられている」。
  フォードは、アメリカの自動車のスクラップ置き場にあるフォードT型の部品でどこも傷んでいないものがああるかどうかを調べるよう部下に命じた。調査係はほとんどすべての種類に故障が見られたという報告を持ち帰った―車輪もブレーキもピストンもすべての種類に故障をまぬがれなかった。だが、注目すべき一つの例外が関心を集めた。
スクラップにされたどの車も、キングピンだけはかならずまだ寿命まで数年あるというのだ。フォードは非常な論法で、T型のキングピンは分不相応に立派すぎるとの結論を下し、将来は仕様の質を落とすようにと命じたのである。
~中略~
T型の品質の部品とロールスロイスの品質の部品をとりまぜてハイブリット車をつくったりすれば、出来上がりはどちら側から見ても最悪になるだろう。
なぜなら、部品のいちばん弱いところがすり減ってしまえば車は捨てられるだろうし、すり減るチャンスもない高品質の部品にかけた費用がむだになるばかりだからだ。
 フォードの教訓は自動車よりも生物体にこそよくあてはまる。

P176
カゲロウは三年近くのあいだ水生幼虫として餌を食べて成長する。やがて飛翔する成虫として水からあらわれるが、その生命は数時間である。彼らの多くは魚に食べられてしまうが、たとえ食べられなくても、どのみち彼らは死ぬのである。なぜなら彼らは餌が取れず、消化管すらもっていないからである(ヘンリー・フォードなら彼らを愛したことだろう)。彼らの仕事は交尾の相手を見つけるまで飛ぶことである。
その後、遺伝子を―三年間水中で餌を食べる効率的な幼虫としての遺伝子も含めて―伝えてしまうと、死んでゆく。まるで数年かかって成長し、ただ一日だけの栄光の日に花を咲かせて枯れる樹木のようである。成虫のカゲロウは生命の終わりと新しい生命の始まりのときに咲くつかのまの花なのだ。
 サケの稚魚は生まれた川をくだり、海で一生のほとんどをすごしながら餌を食べ、成長する。~中略~
 典型的な太平洋サケはカゲロウと似てはいるが、生活史には幼虫期と成虫期といった形態的に明確な区別はない。上流へさかのぼっていくのはたいへんな苦労の連続なので、同じことを二度する余力はない。
したがって、自然淘汰は一回の「ビックバン」的な産卵に資源の最後のひと絞りまで注ぎこむ個体を支持する。産卵のあとに残った資源は、ヘンリー・フォードの出来のよすぎるキングピンと同じで、むだになるのである。
太平洋サケは産卵後の生存能力をゼロに近くそぎ落とすほうへ進化してきて、節約された資源を卵や精巣に振り向けた。

遺伝子の川
リチャード ドーキンス (著), 垂水 雄二 (翻訳)
草思社 (2014/4/2)

文庫 遺伝子の川 (草思社文庫 ド 1-1)

文庫 遺伝子の川 (草思社文庫 ド 1-1)

  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2014/04/02
  • メディア: 文庫
福岡県 英彦山

パーソナルゲノム時代

 ゲノム情報の内容によって、保険の掛け金を変えるというサービスを始める会社がでてくることは十分に予想されます。
ゴールド運転免許を持っていると自動車保険の掛け金が安くなるのと同時に、病気にかかるリスクに応じて、例えば○○遺伝子がAAタイプで、かつ、△△遺伝子がGCタイプだと、がん保険が割安になるというようなサービスが出てくるのではないでしょうか。
~中略~

しかし、一方で、大きな疾患にかかるリスクを持った人にとっては、保険料がひじょうに不利に設定されてしまうかもしれません。保険加入すら認められないという可能性もあります。
こうした事態に備えてアメリカでは、健康保険加入時における遺伝子情報による差別を禁止する連邦法を施行しました。

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学
宮川 剛 (著)
NHK出版 (2011/2/8)
P223

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書)

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書)

  • 作者: 宮川 剛
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2016/11/30
  • メディア: Kindle版

 

島根県 出雲大社

干拓行政

「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)」が採択されたのは一九七一年。国際的な渡り鳥条約はあった。
ところが、その鳥たちの生活基盤である湿地の生態系は世界各地で脅かされていた。その危機感から生まれたのがラムサール条約だった。
~中略~
 人を寄せつけなかったからこそ、湿原には多様な生命が宿り、豊かさが保たれていた。ところが、湿原への高い認識と比べて、干潟への認識が、日本では依然として低いままだ。
干潟は湿原よりはるかに人の生活と密接なかかわりがあることから、政治は今でも干潟を人のために利用しようと、干拓行政を進めている。

自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ
加藤 則芳
(著)
平凡社 (2001/01)
P139

自然の歩き方50: ソロ-の森から雨の屋久島へ (平凡社新おとな文庫)

自然の歩き方50: ソロ-の森から雨の屋久島へ (平凡社新おとな文庫)

  • 作者: 加藤 則芳
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2001/01/01
  • メディア: 単行本

 

坊ガツル湿原(分県竹田市