2026年4月8日水曜日

近代社会

  そもそも、近代社会というシステムは、基本的に欲望を煽る構造を持っています。なぜなら「進歩」や「効率」という価値基底によって成立しているからです。
~中略~
そしてそれは、「知性や理性の力によって人間は幸福へと到達できる」という信仰に裏づけられていました。
 そうして考えてみれば、「団塊の世代」がもつ傾向というのは、良くも悪くも近代社会の性質をよく表しているように思えます。よく指摘されるところですが、「競争意識」・「反伝統傾向」・「合理思考」などの傾向が強いみたいです。

 

いきなりはじめる仏教生活
釈 徹宗 (著)
バジリコ (2008/4/5)
P21

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

  • 作者: 釈 徹宗
  • 出版社/メーカー: バジリコ
  • 発売日: 2008/04/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 

バブル崩壊後、経済が停滞しているのに、日本社会はなぜ若者にもっとチャンスを与えないのか。団塊の世代ばかりを手厚く守り、彼らの子や孫はまるでどうでもいい存在であるかのように扱われている現状は明らかにおかしい。

「本当のこと」を伝えない日本の新聞
マーティン・ファクラー (著)
双葉社 (2012/7/4)
P6

 

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)

「本当のこと」を伝えない日本の新聞 (双葉新書)

  • 作者: マーティン・ファクラー
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2012/07/04
  • メディア: 新書

京都府 龍安寺

感情・情緒さえも消費する社会

  生まれ変わりのモチーフを使って愛を語ったり、どこかで愛を叫んだり。泣くのがわかっているような情報を発信するなんて、市場モデル丸出し(わかっていても、みすみすその手に引っかかってしまうんですよね)。ついに私たちは、感情・情緒さえも消費するようになってきたんですね。
  八柏龍紀氏の「「感動」禁止!」という本の帯に、「感動をありがとう!って気持ち悪い!!」と書いてありましたが、同感です。フランス人政治思想家であるA・トクヴィルは民主制の社会が進むと、直ちに理解できるもの、すぐに共感を与えるものが生き残り、人々の関心がそういったものへと絶えず集中することになる、と指摘しています。

いきなりはじめる仏教生活
釈 徹宗 (著)
バジリコ (2008/4/5)
P301

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

いきなりはじめる仏教生活 (木星叢書)

  • 作者: 釈 徹宗
  • 出版社/メーカー: バジリコ
  • 発売日: 2008/04/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


京都府 龍安寺

誰が子供をしつけますか?

  「学校現場が人手不足だ」という主張はそのままではのみ込めません。なぜなら少子化で児童数は減少しているのに対し、教員数横ばいだからです。
 文部省科学統計要覧によると、一九八〇年の小学校に通う児童は約一一八二万人だったのに比べて、二〇一三年は約六六七万人と、四割以上も減っています。
一方で、小学校教員数は八〇年の約四六万人に対し、一三年は四一万人と、一割程度の減少に留まっています。教員一人当たりで見た場合、八〇年の二五・二七人に比べて、一三年は一五・九九人であり、そもそも教員が受け持つ子供の数は少なくなっている現状があります。
~中略~
 教育現場のブラック化についても、その原因は、本来ならば家庭で行われるべき「しつけ」や「生活指導」が、学校に投げっぱなしになった結果とも言えます。女性の社会進出が進み、共働きの家庭が増える中で、従来であれば家庭が担っていた教育が、学校に期待されるようになったとも言い換えられるでしょう。
 日本は諸外国に比べて、GDPに対する教育予算が少ないという指摘もありますが、これは急激な少子化を踏まえると単純には言い切れません。
OECD加盟国の教育機関への公的支出の割合は平均五・四%で、日本は三・六%です。その一方で、日本は少子化により、総人口に占める子どもの割合がOECD平均値の約〇・七倍になっています。
この数字を教育予算の対GDP比に当てはめると、日本の教育予算は決して少なくないことがわかります。
予算に対して教員の不足感がある理由は、日本の教員給与が各国に比べて高いことにあり、強い労働組合に守られている側面も否定できません。
~中略~
現状の教育現場が疲弊しているとすれば、学校、地域、家庭が、それぞれ負うべき責任の比重を見直すことが必要になるはずです。
公教育の役割を限定的にして家庭での教育を求めるか。もしくは女性の社会進出を促して公教育が負担する部分を大きくするか。議論の方向性は大きく二分されます。

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 12/15号
山本一郎
P22 

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 12/15号 [雑誌]

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 12/15号 [雑誌]

  • 作者: PRESIDENT 編集部
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2015/03/27
  • メディア: Kindle版

 

京都府

ひきこもり

 P176
「ひきこもり」は、英語の withdrawal の訳語といわれますが、斎藤環氏によれば英国インデペンデント紙は、"hikikomomori"とそのままローマ字表記をしていたそうですから、欧米にはなじみのうすい現象であることがうかがわれます。(註⑤)。隣の韓国で「ひきこもり」が注目されるようになってきてはいますが、その数はやはり日本に比べればはるかに少ないといいます。

また、東南アジアの貧しい国では、経済的に起こりえない社会現象であると指摘されている事実は注目されるべきでしょう。
「ひきこもり」は、統合失調症などの精神疾患にも見られるように、現実に適応できなくなったときに現れる自己防衛機制の一つと考えられていますが、この状態は精神疾患ではありません。高塚雄介氏によれば、最近増えている無気力症候群や境界性人格障害と重なる部分もあるものの、やはりそれらとは違う状態だといいます。
とすれば、現実場面からの意図的な自己逃避でしょうか。高塚氏は「明確な意思のもとに「ひきこもり」をしている」のでもないといいます。(註⑥)。
つまり、修験者が強い意思をもって世を避けるのとは違いますから、今のところ、ある種の社会的状況において生ずる「状態」あるいは「現象」としか言いようがありません。

P178
 臨床的に見ると、「ひきこもり」には家庭内暴力のような問題行動が伴うことがありますが、あくまでも家庭内に限られ家庭の外に及ぶことはなく、また「ひきこもり」の脅迫症状と言われるものも、入院などの環境変化ですぐに消失します。
環境いかんで症状が左右される事実は、その症状が内発的疾患や深い心理的葛藤やトラウマに根ざしているのではなく、たんに状況に対する反応(過敏すぎる反応と批判する人もありましょう)として現れていることを強く示唆しています。
 「ひきこもり」を簡単にでも定義しておきます。厚生労働省の厚生労働科学研究事業「社会的引きこもり等へ介入を行う際の地域保健活動のあり方についての研究」(〇三年)によれば「社会的ひきこもり」(註⑧)の定義は、次のようです。
 (1)自宅を中心とした生活
 (2)就学・就労といった社会参加ができない・していない者
 (3)以上の状態が六ヶ月以上続いている
 (4)ただし、統合失調症などの精神病圏の疾患や中等度以上の精神遅滞を持つ者は除く
 (5)また就学・就労はしていなくとも、家族以外の他者(友人)などと親密な人間関係が維持されている者は除く
 普通の能力を持ちながら、社会からまったく孤立した姿が浮かんできます。
彼らの性格について、九五年から不登校・ひきこもりの支援をしている五十田(いそだ)猛氏は、「年齢を超えて、不登校やひきこもりの人に共通していることは、性格的なことです。
やさしい、おとなしい、まじめ、几帳面、正直、素直、内向的、細かい、考え深い、神経質、内気・・・・・」といい、これらをまとめて「繊細な人」と表現しています(註⑨)。
 しかしわたしには、これらの性格は典型的な「日本人の性格」、しかも伝統的な日本社会で好ましいとされてきた性格であるように見えます。ただし、彼らのカウンセラーが例外なく指摘しているように、きわめて傷つきやすいという特徴があります。
田中(住人注;田中千穂子)氏は「彼らのやさしさとも、か弱さとも、箋の細さとも、言葉ではどうにも表現しきれないほどの傷つきやすさ(脆弱性)を感じます」と述べています(註⑩)。

P180
 ひきこもっている状態での思考は、焦燥、不安、恥辱、怒り、恐怖などの強い情動の中での堂々巡りであることがうかがえます。その状態を氏(住人注;「「ひきこもり」だった僕から」の著者上山和樹)は正直に、鮮明に描写しています。
一言で言うとそれは、世界につながろうとしてつながれない人の情念、と言えましょう。わたしが痴呆状態にある人たちに観察したそれと、根本において同質なのです。

P194
 さて、「ひきこもり」には人間関係に対する怯えであるとか自信のなさというものが、つきまとうとしても、いったい何に対する怯えであり、何に対する自信のなさなのでしょうか。
人間関係とは言っても、その何を怖がっているのでしょうか。 私はその問題を解く鍵が、今日の社会が絶対的に重視している行動パターンと、それを推し進める価値意識の中にあると見ています・・・・・。
それは「自立」ということです。この「自立」の課題を早くから背負って生きる子どもや若者の中に、実は「ひきこもり」がじわじわと増えつづけているということに注目しなければなりません。

 

 

「痴呆老人」は何を見ているか
大井 玄 (著)
新潮社 (2008/01)

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書 248)

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書 248)

  • 作者: 大井 玄
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/01/15
  • メディア: 新書

比叡山 滋賀県

私語は非常識だった

 全国の大学が学生たちの私語に悩まされるようになったのは昭和四十年頃からである。はじめは女子学生に多かったのが、たちまち男子も感染し、男女の共学の実をあげるようになった。
~中略~
 そういう人たちが社会の中堅になって、選挙で選出した議員たちである。本会議が始まっても私語を止めないのはむしろ当然のことで、驚く方がおかしいのである。しかし、やはり名誉な話ではない。
 人が話しているときに口をはさんではいけないのは常識である。すこし改まったところなら、発言者の話の終わったところで、司会者の許可を得て発言する。途中でさえぎるようなことを口走ったりするのはたいへんな無礼である。
いまはそれがだんだんわからなくなっている。

日本語の作法
外山 滋比古 (著)
新潮社 (2010/4/24)
P43

日本語の作法 (新潮文庫)

日本語の作法 (新潮文庫)

  • 作者: 滋比古, 外山
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/04/24
  • メディア: 文庫

 

滋賀県 比叡山

不気味に静寂な町


 犬の吠え声だけではない。子供が叫んだり泣いたり歌ったり、力いっぱい騒ぐ声も私は好きだ。~中略~
 だがその天使の合唱をうるさいといって怒る人がいるのだ。保育園の隣に住んでいる老人が、うるさくて昼寝も出来ず病気になりそうだと文句をいいに行ったという話を聞いた。今朝の新聞には保育園が新設されるというので反対運動が起きたことが報じられている。
 街を走る車はいつからかクラクションを鳴らさなくなっている。 ~中略~
 騒音は生活が平和で豊かで活気が満ちていてこそ生まれる音である。
戦争体験者である私は、空襲警報が鳴り響き、町は死んだように鎮まり返った恐ろしい静寂を知っている。犬の吠え声もなかったのは、食料欠乏のために犬を飼う人がいなくなったためだった。「赤犬は食えます」などという人がいたりして、犬もオチオチ吠えてはいられなかった。
 町の音はいろいろ入り混じっている方がいい。うるさいくらいの方がいい。それは我々の生活に活気がある証拠だからだ。
それに文句をいう人が増えてきているというのは、この国が衰弱に向かう前兆のような気がする。
 時々買物に行くスーパーマーケットは、いつも静かである。客は黙々と商品の間を歩き、黙々と品物を籠にいれる。そして黙々とカウンターに籠をさし出す。
カウンターには「NO レジ袋」と書いたカードが用意されていて、レジ袋が不用な客はそれを籠にいれておくという仕組みになっている。~中略~ 客の方も黙々と金を支払い、籠の中身をレジ袋に詰めて黙々と出ていく。なぜ、
「レジ袋はいりません」
 と声に出してはいけないのだろう。
 いったいそれは何に対して声を出すことを憚(はばか)っているのだろう?
何者がそう決めたのだろう。それを不思議とも思わず黙々と従っている人たちの不思議。

九十歳。何がめでたい
佐藤 愛子 (著)
小学館 (2016/8/1)
P55

九十歳。何がめでたい

九十歳。何がめでたい

  • 作者: 佐藤愛子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/08/01
  • メディア: 単行本

門司港駅

病気の啓発運動

P69
 最近、テレビを見ていると病気の啓発運動を目的としたテレビCMが増えているのに気がつく。
~中略~
 最近日本でも病気の啓発活動を行うことによって、処方薬のマーケットを拡大しようとする動きが目立つようになってきた。グローバライゼーションの波は製薬業界にも及んでいる。
~中略~
「病気の押し売り」として欧米で批判されている代表的な疾患としては、小児の躁うつ病、男性型脱毛、性機能障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、軽いコレステロール血症等がある。

P105
 さらに、一般市民向けの無料のうつ病講演会も積極的に開かれるようになった。学会主催とあっても、会場経費や講演料は製薬会社が負担する。
講演会の講師としては、うつ病にかかったことのある有名人や、うつ病の啓発活動に熱心な精神科医が多い。精神科医は講演の中で、うつ病は薬で治ることを強調し、早期の受診を勧めてくれる。講演の中では「最近発売されたSSRIは副作用が少なく、よく効く」とSSRIを勧めてくれることが多い。
~中略~

 

多国籍企業である外資系製薬会社は、欧米での経験から、うつ病における啓発活動の威力を十分知っていた。そして日本市場においても積極的に啓発活動を行い成功した。
 しかし、うつ病の啓発活動の関係者は「啓発活動の影響で、うつ病受診者が増えている」とは決して口にしない。むしろ「社会のストレス増加のため、日本ではうつ病が増えている」と説明する。
そして「うつ病患者を救うには、社会がうつ病を理解することが必要である」と訴える。その結果、さらなるうつ病の啓発活動が行われ、うつ病患者が増えることになる。

冨高 辰一郎 (著)
なぜうつ病の人が増えたのか
幻冬舎ルネッサンス (2009/7/10)

なぜうつ病の人が増えたのか

なぜうつ病の人が増えたのか

  • 作者: 冨高 辰一郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎ルネッサンス
  • 発売日: 2009/07/10
  • メディア: 単行本

アメリカのカプランという医師が「高脂血症、高血圧、糖尿病、肥満」という四つが健康にもっとも悪いとして、これらを「死の四重奏」と名づけたのは一九八九年のことだ。
 カプランによると、これら四つの生活習慣病こそが、心筋梗塞や脳梗塞といった死にいたる病を引き起こす動脈硬化の最大の原因なのだそうだ。
~中略~
 しかし、「健康のためにはとにかく体重、食事をコントロールするべき」という考え方にも最近、疑問の声が上がっている。二〇〇九年の厚生労働省研究班の調査で、「最も短命なのは、四〇歳の時点で「やせ」に該当した人、「太りすぎ」の人より六、七歳早く死ぬ」という衝撃的な結果が明らかになったのだ。
宮城県内の住民約五万人に対して一二年間にわたって行われたこの追跡調査の結果では、四〇歳時点の平均余命は最も長かったのは「太りすぎ」の人で、いちばん短命な「やせ」の人は「肥満」の人に比べても五年ほど早く死ぬことがわかった。もちろん、「やせ」だけが短命の原因なのかどうかはこの調査だけでははっきりしないのだが、「とにかく体重さえ減らせば、健康になり長生きできる」という思い込みは正しくないことは明らかだといえる。

若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか
香山リカ (著)
朝日新聞出版 (2012/12/13)
P87

 

若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか (朝日新書)

若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか (朝日新書)

  • 作者: 香山リカ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/12/13
  • メディア: 新書

滋賀県 延暦寺

日本の信号機はおばあちゃんには渡れない

P109
(住人注;日本の)信号を渡るのはおおよそ1秒に1m歩くという前提でつくられています。1)

しかし85歳を超えると、男性は0・7m、女性は0・6mしか歩けないのです。つまり1秒に1m歩けません。2)理由としては、歩幅が小さくなることが一つです。3)
歩幅を大きくすると速く歩けますが、体重の上下動が大きくなり不安定になって転びやすくなります。それなのに、「遅っせえなあ」「さっさと歩け!」と言われるのは、かわいそうな気がしませんか?

P111  簡単スクワット(住人注;足を30度ぐらいに開きます。そしてイスに座って机に手を置いて立ちます。4)これを5~6回繰り返します。つまり、イスから立ち上がる動作ということです。)ができなくても、解決策はあります。 それは、シルバーカーを使うという方法です。シルバーカーとは高齢者がよく持っている押しながら歩くもの。荷物も入れて運べますし、座ることもできます。 ~中略~   普通に歩いたり杖をついて歩いたりする時と比べると、歩行スピードが18%速くなるという研究もあります。5)

老人の取扱説明書
平松 類 (著)
SBクリエイティブ (2017/9/6)

老人の取扱説明書 (SB新書)

老人の取扱説明書 (SB新書)

  • 作者: 平松 類
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: 新書

京都

葬儀コーディネーター

 葬儀コーディネーターは葬儀業者ではありません。利用者と葬儀業者とのあいだに入って適切な手配をするプロです。誰にとっても葬式はビギナー。
遺族が茫然自失しているあいだに、葬式業者があれよあれよと段取りを決め見積もりを出して、それが適正価格かどうかを確かめるまもなく押し切られる、という経験をしたひとも多いでしょう。そのあいだに介入して、遺族の希望と葬儀業者のやりとりを仲介するのが役目です。

おひとりさまの最期
上野千鶴子 (著)
朝日新聞出版 (2015/11/6)
P221

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

おひとりさまの最期 (朝日文庫)

  • 作者: 上野 千鶴子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2019/11/07
  • メディア: 文庫

京都府 三千院

プライバシーは死んだ

サン・マイクロシステムズの共同創業者であるスコット・マクニーリはかって
「プライバシーは死んだ。そこをは乗り越えろ(Privacy is dead.Get over it)」と言った。

 圧倒的な質と量のソーシャルグラフを誇るフェイスブックだが、そのデータ管理をめぐるプライバシーの問題は、今後さらに議論されることになるだろう。
また、私たちも自ら公開している個人情報が、思わぬ使われ方をされないという保証はどこにもないということを肝に銘じておくべきだろう。

 

山脇 伸介 (著)
Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム
ソフトバンククリエイティブ (2011/1/19)
P137

Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム (SB新書)

Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム (SB新書)

  • 作者: 山脇 伸介
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2012/06/11
  • メディア: Kindle版

 

 あなたがそこまでEメール中毒でないことを願っているが、不健康なまでに執着している人はあまりに多い。
最近のオーストラリアの調査によると、労働者はEメールをチェックしたり、読んだり、整理したり、削除したり、返事を書いたりするのに、週に平均一四・五時間、つまり二日分以上の労働時間を割いている。
これに加えて、ソーシャルネットワーキングやニュースグループが盛んになり、いまではオンライン上の仮想の交流や通信をさばくのに、この倍以上の時間をかけていてもおかしくない。

予想どおりに不合理[増補版]
ダン アリエリー (著), Dan Ariely (著), 熊谷 淳子 (翻訳)
早川書房; 増補版版 (2010/10/22)
P212

 

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/10/22
  • メディア: ペーパーバック

 

高知県 足摺岬