「戦さをせずとも正義と利益が守れるのに、戦さをしようというほど愚かなことはない」
これは紀元前五世紀のアテネの政治家ペリクレス名言である。
およそ、この世の中に平和を望まぬ者はいない。しかし、「平和を愛するならば、軍備をなくすべきだ」という戦後日本的発想に同意する人は世界的に見て少数だ。
ましてや、軍備を強化すれば戦争になる、と考えて同意する人はもっと少ないだろう。世界の国々は、平和を希望するがゆえに軍備をしているのである。
「次代思考の座標軸」
堺屋太一の見方 時代の先行き、社会の仕組み、人間の動きを語る
堺屋 太一 (著)
PHP研究所 (2004/12/7)
P242

堺屋太一の見方 時代の先行き、社会の仕組み、人間の動きを語る
- 作者: 堺屋 太一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/12/07
- メディア: 単行本
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