それと、もうひとつ付け加えるとすれば、百人百様、みんなそれぞれ異なった人間であり、生き方、考え方一つとして、同じ人間はいないという自覚が必要だということです。
たとえば、書店の棚に、長生きのための健康の本や生き方本が、無数にならんでいますが、それも、もとを正せば、ひとりの人間の考えたヒントであって、絶対に正しいというものではないということです。
そんなささいなことを例にとっても、この世に絶対にたしかなものはないというのが、私の考えなのです。
百歳人生を生きるヒント
五木 寛之 (著)
日本経済新聞出版社 (2017/12/21)
P214
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