米国では誰もが政治プロセスに公平に参加できるとされているが、実際には億万長者には有利でも持たざるものには不利になっている。
金持ちはロビイストを雇うことができるし、政策を彼らの有利にするようなレポートをシンクタンクに出資して書かせることもできる。
また、(コーク兄弟とウォーカー知事のように)政治家を買収することもできる。
紙の上では一人一票だが、このような現実をみると、民主主義というよりも一握りの富裕者に支配される寡頭政治が行なわれている、とクルーグマンは言う。
~中略~
民主主義の本質と言われる「人民の人民による人民のための政治」というリンカーンのことばをもじり、経済学者ジョセフ・スティグリッツはこれを「一%の一%による一%のための政治」と言う。
米国に広がる民主主義の崩壊と寡頭政治の台頭
金克美 (ライター、翻訳家=TUP)
世界 2011年 06月号
岩波書店; 月刊版 (2011/5/7)
P28
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