自然は人を規定する。人は社会を構成し風土を育(はぐく)む。風土は文化を規定し、また人をも規定する。
「アメリカの自然は、アメリカ人き気質を作り上げた」
アメリカの歴史家フレデリック・ターナー(一八六一~一九三二)の言葉である。
自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ
加藤 則芳
(著)
平凡社 (2001/01)
P116
自然の歩き方50: ソロ-の森から雨の屋久島へ (平凡社新おとな文庫)
- 作者: 加藤 則芳
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 単行本
人が環境を作るか、環境が人を作るかということがよく問題にされるが、確かに人が環境を作る。しかし環境がまた人を作る。
人と環境とは相俟って自由自在に変化してゆく。環境が人を作るということに捉われてしまえば、人間は単なる物、単なる機械になってしまう。自主性、主体性、自由というものはなにもない。
人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以がある。自由というものがある、即ち主体性、創造性というものがある。だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間が出来ないとというと環境に支配される。
農村というのは一つの環境だ。そこに住む農村人が無力であれば環境の支配を受ける。人間が強くなれば、偉大になれば環境を変化することができるのです。
知命と立命―人間学講話
安岡 正篤 (著)
プレジデント社 (1991/05))
P85

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