近年、認知症介護の現場でゆく耳にする「パーソン・センタード・ケア」という言葉があります。イギリス生まれの認知症介護の考え方なのですが、日本語に訳せば「人(患者)を中心に置いた介護」、もっとかみ砕けば、
認知症の患者さんをひとりの人間として尊重し、尊厳を守り、患者さんの視点や立場に立って理解して行なう介護
とうう意味合いになります。
また、介護する側の効率を重視・優先するような栄養(食事)と排せつ、体の清潔といった最低限の画一的なケアだけでなく、患者さん本人の気持ちや個性、さらにはその人の人生を十分に考慮しながら行なうケアとも言えます。
「そんなの当たり前でしょ」と思うかもしれません。「あえて提唱するようなことではない当然のこと」という声もあるでしょう。
しかし嵐のように忙しく過ぎていく毎日の現場のなかで、いつしか「当たり前」や「当然」が置いてきぼりにされてしまうことも少なくありません。
家族と自分の気持ちがすーっと軽くなる 認知症のやさしい介護
板東 邦秋 (著)
ワニブックス (2017/1/24)
P69
家族と自分の気持ちがすーっと軽くなる 認知症のやさしい介護 (ワニプラス)
- 作者: 板東 邦秋
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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