2025年5月13日火曜日

学びて、これを約するに礼を以てする

二七 子曰わく、君子博( ひろく )文を学びて、これを約するに礼を以てすれば、亦以て畔( そむ )かざるべし。


~中略~


先生がいわれた。
「学問に志す人が、できるだけいろいろの文献を読んで、その知識を礼の理念によって統一するならば、正しい道からはずれることはまずあるまいな」


*孔子が学問論を述べたことばとして、非常に重要な章である。学問は、実証的に広く資料を集めなければならないが、中心の理念を欠いてはいけないというのである。
雍也篇


                  論語

           孔子 (著), 貝塚 茂樹

                       中央公論新社 (1973/07)

                       P172

 

 

論語 (中公文庫 D 3)

論語 (中公文庫 D 3)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1973/07/10
  • メディア: 文庫
 

三七一 信念あり、学識ある賢者が、究極の境地に至る定まった道を見、諸々の仲間のあいだにありながら仲間に盲従せず、貪欲と嫌悪と忿怒とを慎むならば、かれは正しく世の中を遍歴するであろう。

ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P77

ブッダのことば-スッタニパータ (岩波文庫)

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  • 作者: 中村 元
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/01/26
  • メディア: Kindle版

 

京都府 上賀茂神社

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