いかに服装は質素にしていても万年筆だけは、たとえばモンブランのいいものを持っているということはね。アクセサリー的な万年筆がふえたけど、そういうものは駄目。~中略~職業とは無関係。だから、青函トンネルの工事している人が、そこでモンブランのいい万年筆を出して書いても、それはもう、むしろ立派に見えるわけですよ。
池波 正太郎 (著), 柳下 要司郎 (編集) 新編 男の作法―作品対照版 サンマーク出版 (2004/05) P112
新編 男の作法―作品対照版
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