他人が同情心に乏しいのでない。自分に同情の念がないから、他人もまた自分に対し同情を寄せぬのである。 以心伝心、 魚心あれば水心ありで、自分が同情をもっておれば、それは必ず他に反映して、他人よりも同情を寄せられる。 しかるに、自分は世に怨むがごとく見なしていて、どうして独り他人の愛を受けることができるであろう。
修養 新渡戸 稲造 (著) たちばな出版 (2002/07) P333
修養 (タチバナ教養文庫 23)
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