ここで、資産者たちよ。戒めをたもち、品性あるある人は、なおざりにしないことによって、財産が大いに豊かとなる。
これが、戒めをたもっていることによって、品性のある人の受ける第一のすぐれた利点である。
また次に、資産者たちよ。戒めをたもち、品性あるある人は、良い評判が起こる。
これが、戒めをたもっていることによって、品性のある人の受ける第二のすぐれた利点である。
また次に、資産者たちよ。戒めをたもち、品性あるある人は、いかなる集会におもむいても、すなわち、王族の集会でも、バラモンたちの集会でも、資産者たちの集会でも、修行者たちの集会でも、どこに行っても、泰然としていて、おじけることがない。
これが、戒めをたもっていることによって、品性のある人の受ける第三のすぐれた利点である。
また次に、資産者たちよ。戒めをたもち、品性あるある人は、死ぬときに精神錯乱することがない。
これが、戒めをたもっていることによって、品性ある人の受ける第四のすぐれた利点である。
また次に、資産者たちよ。戒めをたもち、品性あるある人は、身体がやぶれて死んだのちに、善いところ、天の世界に生まれる。
これが、戒めをたもっていることによって、品性ある人の受ける第五のすぐれた利点である。
ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1980/6/16)
P35
P37
一四三 究極の理想に通じた人が、この平安の境地に達してなすべきことは、次のとおりである。
能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和で、思い上がることのない者であらねばならぬ。
一四四 足ることを知り、わずかの食物で暮らし、雑務少なく、生活もまた簡素であり、諸々の感官が静まり、聡明で高ぶることなく、諸々の(ひとの)家で貪ることがない。
一四五 他の識者の非難を受けるような下劣な行いを、決してしてはならない。一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。
P44
一八一 「この世で人間の最上の富は何であるか?いかなる善行が安楽をもたらすのか?実に味の中での美味は何であるか?どのように生きるのが最上の生活であるというのか?」
一八二 「この世では信仰が最上の富である。徳行に篤いことは安楽をもたらす。実に真実が味の中での美味である。智慧によって生きるのが最高の生活であるという。」
ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
それではチュンダよ、このように考えて、自らを戒めよう。
荒々しい言葉を語る人もいるかもしれないが、わたしは荒々しい言葉を語らないように努力しよう。
自分の考えに囚われる人もいるかもしれないが、わたしは自分の考えに囚われないように心がけよう。
間違った離開や思考を手放せない人もいるかもしれないが、わたしは正しい理解と思考が身につくように頑張ろう。
見栄やプライドにこだわる人もいるかもしれないが、わたしは見栄やプライドから自由でいられるように精進しよう。
自分をよく見せたがる人もいるかもしれないが、わたしはありのままの自分で生きていくように努めよう。
―チュンダへの諭し スッレカ経 マッジマ・ニカーヤ
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
草薙龍瞬 (著)
KADOKAWA/中経出版 (2015/7/31)
P70
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
- 作者: 草薙龍瞬
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: Kindle版
三〇 「カエサル的(23)」にならぬよう、その色に染まらぬよう注意せよ。なぜならそれはよく起ることなのだから。単純な、善良な、純粋な、品位のある、飾り気のない人間。
正義の友であり、神を敬い、好意にみち、愛情に富み、自己の義務を雄々しくおこなう人間。そういう人間に自己を保て。哲学が君をつくりあげようとしたその通りの人間であり続けるように努力せよ。
神々を畏れ、人を助けよ。人生は短い。地上生活の唯一の収穫は、敬虔な態度と社会を益する行動である。
あらゆることにおいてアントーニーヌス(24)の弟子として振る舞え。
~中略~
以上のことを思い、君も彼にならっていつ最後の時がやってきても良心が安らかであるようにしておけ。
マルクス・アウレーリウス 自省録
マルクス・アウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
岩波書店 (1991/12/5)
P104



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