[第十五段] どこでもよい、しばらく旅に出ると、目がさめるような気持ちがする。
その辺、あっちこっち見あるき、特にまた、田舎びた所や山里などは、甚だ見なれないことばかり多い。
都へ幸便を求めて、手紙をやる。「そのことも、あのことも、序(ついでに)忘れないように。」などといってやるのも、面白い。
そういう旅先でこそ、万事に気配りされる。
~後略
徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P196
数年前に出版した本(邦題「運のいい人にはワケがある!」)の中で、私は柔軟で独創的な発想や行動につながる四つの法則について書いた。その方法をここで簡単にご紹介しよう。
ちがうことをする
~中略~
視点を変える
~中略~
遊ぶ
~中略~
好奇心をもつ
その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P133
東京を逃げ出し、八ヶ岳山麓に住みはじめて二〇年。今の森に移ってからも、一〇年がたった。
旅が好きで、八ヶ岳が好きで、好きさ余って住み着いてしまった。
矛盾である。旅は移動するからこそ旅なのだ。好きだといって、そこに留まってしまっては、旅は成立しない。
八ヶ岳が好きだからと、なんども八ヶ岳に旅したのに、住んでしまえば、八ヶ岳は日常になってしまう。日常には、旅という非日常のハレのときめきがない。変化を楽しむという、冒険心の充足もない。
ところが一方では、好きだからこそ住む、という理屈もまた成り立つ。当然の原因と結果であり、理想的な理由でもある。
~中略~
出かけては、忙しい忙しいとぼやくぼくに、「そんな素敵な森に住んでいるのだから、庭にテントを張ればいいじゃないか」などと、友人たちから揶揄される。でも、それは旅ではない。日常にテントを張っても意味がない。
自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ
加藤 則芳 (著)
平凡社 (2001/01)
P8
自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ (平凡社新おとな文庫)
- 作者: 加藤 則芳
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 単行本


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