2024年11月20日水曜日

有能と呼ばれる人と一般人の違い

 人間は、君が思っているほど理知的、理性的な動物ではない。感情に支配され、簡単に崩れ落ちるもろさを持っている。一般に有能と言われる人でも、絶対的でないことは、君も承知しているだろう。
それでもなおかつ「有能」と呼ばれるのは、他者と比較してそう呼ばれているにすぎない。
一般の人より欠点がすくないということだけで「有能」と呼ばれ、優位に立っているにすぎないのだ。
 彼らはまず自分を制し、欠点を減らすことによって、残りの大多数を御しやすくしている。その時、理性に訴えて御すような、馬鹿な真似はしない。
感情や感覚など、御しやすいところを巧みに突く。だから、失敗することはほとんどない。

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P160

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)

  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2011/03/22
  • メディア: 文庫
 成功している人は、すべてにおいて強さがあり、運に恵まれ、考えや行動がすこぶる効率的で、何事においても人並みはずれて要領が良いように見える。
ところが、彼らにもまた、ふつうの人と同じように欠点や弱さがあるものだ。

 ただし彼らは、欠点や弱さが誰からも見えないように奥底に隠しているわけではない。むしろ、それらをあたかも強さのバリエーションであるかのようにカムフラージュして見せているのだ。
その点において、他の人たちよりも老獪なのだ。
 これができるのは、彼らが自分の弱さと欠点がどういうものであるかを熟知しているからだ。
たいがいの人は、自分の弱点については見て見ぬふりをする。
しかし彼らは、それをよく見つめて理解している。そこがふつうの人とは異なっているのだ。
「漂泊者とその影」

超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
121

超訳ニーチェの言葉

超訳ニーチェの言葉

  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/10/18
  • メディア: Kindle版

「サメを飛び越える」(jump the shark )

  70年代の人気ドラマ「ハッピー・デイズ」も、約一〇年の放送期間でお決まりの道をたどった。
オンエア当初から人気を博し、数年で視聴率が大きく伸びたが、ピークに達してからは下降の一途。
ダメ押しの決定打は、登場人物の一人、フォンジーがハワイで水上スキーをしながらサメを飛び越えたときだったと言われている。

熱狂的なファンでさえ、このとき一斉に見切りをつけた。以後、「サメを飛び越える」(jump the shark )は、視聴率が低迷し、熱狂的なファンでさえも離れてしまう状態を表す業界用語として使われるようになった。
 製品カテゴリーも同じだ。カテゴリーが成熟するまでは、製品の質はどんどん向上し、消費者も恩恵を被る。
だが、どこかの段階でサメを飛び越える。ひねりやこだわりを追求しすぎて消費者をうんざりさせてしまう。

ヤンミ・ムン (著), 北川 知子 (翻訳)
ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業
ダイヤモンド社 (2010/8/27)
P78

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

ビジネスで一番、大切なこと 消費者のこころを学ぶ授業

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本

 

お客さまは常に正しい

P16
 会社が成長していくためにはどうすればいいでしょうか。その答えは明快です。「お客さまに満足していただく」ことしかありません。
  お客さまのニーズにお応えすることができれば、会社は必ず成長し、その逆なら必ず衰退します。これは、小売業だけではなく、すべての業種に通じる真理です。,br>  お客様は常に正しいのです。お客様がおっしゃることがすべてであって、それ以外の真実はこの世にありません。
~中略~

 もう一度言います。お客さまは常に正しいのです。それが接客業の鉄則です。お客様に満足していただくことが接客業なのですから、真実は何かを言い争いをしたところで無意味です。
 完全にお客様の間違いを証明できたとしても、「申し訳ございません」と頭を下げることのほうが大事です。

P28
どこの会社でも「お客様第一主義」などといった経営理念を掲げています。お客様の満足を高めるための手を打ち、現場に対していつも「お客様を大事にしなさい」と言っているはずです。では、実際にそうなっていないのはなぜなのでしょうか。

もし、「お客様第一主義」が本当に徹底されていたら、すべての会社がお客様に支持されて、業績が向上していなければおかしいのです。
つまり、いくら経営理念で「お客様が大事だ」と謳っていても、お題目に過ぎないのが実態なのです。

利益を3倍にするたった5つの方法―儲かる会社が実践している!
大久保 恒夫 (著)
ビジネス社 (2007/08)

 

利益を3倍にするたった5つの方法: 儲かる会社が実践している!

利益を3倍にするたった5つの方法: 儲かる会社が実践している!

  • 作者: 大久保 恒夫
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2007/08/01
  • メディア: 単行本

白川郷

 白川谷の平瀬という部落に着いたのは、午後四時ごろである。
 この村でかって遠山家といった家の合掌造りの屋敷が、そのまま村立の民俗館になっている。
~中略~
 平瀬を過ぎた。
 この白川郷というのは南北十八里とか十九里とかいわれ、あわせて四十余ヵ村といわれてきたが、室町末期の乱世にあっては、この谷は真宗寺院を中心として、いわば実質上自治の地帯であった。その自治的な時期がどの程度つづいたか、よくわからない。
 それを崩した勢力がある。越中のほうから侵入してきた武士団で、かれらがよほど平野地方であぶれてしまった連中に相違ないことは、この白川郷というのは当時米が獲れないのである。米がなくては武士の収奪経済が成立しがたく、それに白川郷は古来自給自足がやっとであった。
縄文時代のように焼畑耕作をしてヒエやアワを穫る。あとは魚鳥を獲って食うしかなく、この生産のどこをかすめて収奪しようとしたのであろう。

街道をゆく〈4〉洛北諸道ほか (1978年)

街道をゆく〈4〉洛北諸道ほか (1978年)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: -

司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1978/11)
P96

 

識者が口を噤む時代

海音寺 前略~ あの時代(住人注;天誅組事変) は、本当に眼の見えた人間は、世界情勢もわかっていたし、日本の立場もわかっていて、そういう人たちには苦しい時代だったでしょうね。
司馬 眼が見えた人は、当時の言葉でいう因循(いんじゅん)・俗論、今でいう反動家にされてしまう。
観音寺 結局、悧巧な人は本心を明かさないことによって、安全だったんだけれども、佐久間象山みたいに本心をずけずけという人は、結局斬られちゃうんですよ。
司馬 佐久間象山は幕末に殺されますが、横井小楠などは開明期である筈の明治初年になってから、攘夷家に殺されていますね、あれはひきあわない。  

 

新装版 日本歴史を点検する
海音寺 潮五郎 (著), 司馬 遼太郎 (著)
講談社; 新装版 (2007/12/14)
P36

新装版 日本歴史を点検する (講談社文庫)

新装版 日本歴史を点検する (講談社文庫)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/12/14
  • メディア: 文庫

 

 

「開国が正義で、攘夷は正義ではない」
と公言できた幕府政治家は幕末までついにひとりも出なかった。みな、世論をおそれた。世論は攘夷であった。 

花神〈上〉
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
P433  

 

花神(上)(新潮文庫)

花神(上)(新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: Kindle版

 

 

P45 
   無知であるためにエネルギーが沸騰しているという集団にあっては、物事がわかっている者は殺されるか、疎外されざるをえない。

P46
日露戦争のはじまる前、開戦せよというのが国民運動として盛りあがり、対露戦争に自信のない政府はその世論をそらすことに懸命であった。
戦争が一段落して政府が講和にもちこんだとき、勝利の値段が安すぎるとして東京で騒乱現象がおこった。
太平洋戦争がおわってからは、全面講和論さわぎ以来、大規模な市民的騒乱現象はすべて外交問題に対する緊張心理からうまれている。
 これらの日本人の習性的騒乱癖の祖型をなしたのが、幕末の尊皇攘夷論のさわぎであった。

花神 (中)
司馬 遼太郎 (著)
新潮社; 改版 (1976/08)
 

 

花神(中)(新潮文庫)

花神(中)(新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/06/05
  • メディア: Kindle版

四 子曰わく、邦道あるあときは言を危(ただ)しくし、行いを危しくす。


邦道なきときは行いを危しくして言は孫(したが)う。


~中略~


先生がいわれた。
「国家が秩序正しい政治を行っているときは、正直に発言し、正直に行動する。
国家が秩序正しい政治をおこなっていないときは、正直に行動するが、控えめに発言せねばならない」
憲問篇


                  論語

           孔子 (著), 貝塚 茂樹

                       中央公論新社 (1973/07)

                       P384

論語 (中公文庫)

論語 (中公文庫)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1973/07/10
  • メディア: 文庫

 

高取焼

「名前は静(しず)といいます(住人注;高取静山)。若いころ、女名前だと作品を発表するときに変だというひとがあって、その下に山を付けていただきました」
 と、いった。
 高取家は、彼女で十一代目である。
 先祖の高取八山は朝鮮からきた。自発的にやってきたのではなく、豊臣秀吉の朝鮮侵略(朝鮮側の呼称で壬辰(じんしん)ノ乱)のときに、諸大名が陶工をとらえて日本に連れて帰るのがはやった。
八山もその被害者のひとりだった。かれは黒田長政の手でとらえられ、その家臣にさせられて日本で仕事をし、多くの作品をつくった。以後、家系がつづいて彼女の代になっている。

街道をゆく (8)
司馬 遼太郎(著)
朝日新聞社 (1995)
P187

 八山は、日本の茶陶を作るために、その美学を知らねばならなかった。黒田藩はそのため、八山を晩年の小堀遠州の門人にして指導を受けさせた。遠州は幕臣だったから、黒田藩としては、多少は政治的な配慮でそうしたのかもしれない。
八山は本来豪放な作風のひとだったが、遠州の指導をうけてから繊細になった。こんにちの感覚でいえば、八山の作風が本来のままであった方がよかったように思える。

P191
街道をゆく〈8〉種子島みちほか (1979年)

街道をゆく〈8〉種子島みちほか (1979年)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2021/04/20
  • メディア: -

弱点のない人は、かわいげがない

  弱点のない人は、かわいげがない。長く一緒にいると息がつけなくなる。
相手の中に入っていこうと思っても、すきがないのでどこから入っていったらよいかわからない。

すきが見つかれば突破口ができるので、そこから入っていけるのだが。

~中略~
相手にすきを見つけること、自分にすきをつくることがある点を忘れてはならない。
相手に自分を引きつけようと思ったら弱みを見せなくてはならない。人に自分の弱みも見せられない人は、文字通りすきのない人であり、すなわち余裕のない人である。

~中略~
逆にいうと、友人のない人、友人の少ない人は、自分をさらけ出していないからである。

山崎 武也
一流の条件―ビジネス・スタイルを固める43章
日本能率協会 (1990/08)
P22

 

一流の条件―ビジネス・スタイルを固める43章

 才知というものは、人にそれほど喜んで受け容れられるものではない。
逆に、恐怖心を起こさせることもある。
一般に、周りに人の目がある時は、人は切れ味の良い才知を怖がるものだ。

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P153

  父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章

 シャープでスマートだけではいけない。鈍くさいところも必要だ。
 切れるだけがカッコいいのではない。切れるだけだと、いつまでも「まだまだ若い」と言われて、どこか軽く見られてしまう。錆も必要だ。
「たわむれ、たばかり、意趣ばらし」

超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
126

超訳 ニーチェの言葉

関門海峡

 二〇〇年には隼人社(和布刈神社)が創建された。
~中略~
 八〇六年(大同元年)には僧空海によって、戸ノ上山満隆寺が開創、密教修行が盛んに行われ、八六〇年(定観二年)には、西海守護神として甲祖八幡神社が建立された。
 この間、神宮皇后朝鮮半島出兵の伝説、遣隋使、遣唐使、帰化人などの通峡も盛んであった。
 関門海峡は文化的に見て、瀬戸内海文化圏と福博文化圏の交流点に当たり、遠くは朝鮮半島や中国大陸、東亜アジアに通ずる国際航路上にある。
~中略~

郷土門司の歴史
中山主膳 (著)
金山堂書店 (1988/06/01)
P2

 

                  和布刈神社

 一一八三年(寿永二年)花の京都を源氏に追われた平家一門は、九州ならば平家恩顧のところ多く、頼むべき有縁の豪族もあるちなればと、一路筑紫大宰府へと下ったが、緒方、松浦などの離反にあい、柳ヶ浦(大里)に逃れ、安徳天皇の行在所をおいた。
 しかし、ここも安住の地ではなく、一端四国屋島に渡る。~中略~ 翌一一八五年屋島を追われた平家は再び南下、決戦の地として関門海峡を選び、田野浦沖の海戦に破れて、一族の者総て海の藻屑と消え、時代は封建社会へと推移した。
 鎌倉幕府は平家の残党に備え、さらに諸豪族制御のため、一二四四年下総前司藤原親房を派遣してきたが、菊池氏などの諸勢力に押され、大宰府にいたたまれず、赤間ヶ関に北上、越えて一二五五年門司に地所を定め、姓を門司氏と改めた。
~中略~

 蒙古軍の侵入による文永、弘安の両役には文字ヶ関六ヶ郷の精鋭は大いに活躍した。
 関門海峡に臨む門司の戦略的価値は、元弘以後の戦乱期に、諸豪族間争奪の場ともなったことでもわかる。
~中略~
一三七四年、大内義弘は豊前守護職と任ぜられると、門司氏は大内氏に属した。
~中略~  一五五一年大内氏が滅び、これに代わった毛利氏と豊後の大友氏との間に、この地の争奪戦が長期にわたって繰り返され、多くの民家や社寺が消失するなど、庶民は塗炭の苦しみを味わった。

 地政学的にいって、九州ではきまった戦争のやり方がある。九州で乱が起きた場合、いちばん最初に押さえないといけない最重要地点は、
「小倉・下関線」
 である。ここさえ取れば、本州と九州の連絡路をおさえることができ、日本海側からの京大坂への海上物資の輸送まで、とめられる。
 西南戦争のとき、西郷隆盛に率いられた反乱軍は熊本あたりでぐずぐずした。 ~中略~ 
 戦国時代から、このような九州の地政学的条件は変わっていない。
「南の島津が攻め上ってくる」
 戦国以来、これは変わらず、豊臣秀吉以来、徳川にいたるまで、中央政権は、九州の島津を抑えるため、北九州に、子飼いの武将を配置した。
徳川時代、幕府は小倉・下関線を維持するため、
―小倉、中津、延岡
 三つの譜代大名を置いた。小倉は小笠原という大名を入れ、中津には奥平という家を置いた。
この奥平家は、長篠の合戦のとき、徳川方につき、わずか五百人で一万五千の武田軍を引き受け、籠城戦を戦い抜いた家である。幕府はその先例に倣って、中津に奥平を入れた。それより南が延岡、内藤家がおかれたちである。

殿様の通信簿
磯田 道史 (著)
朝日新聞社 (2006/06)
P187

2012年4月23日月曜日

原因物質解明、九大チーム 「神経障害性疼痛」

共同通信社 4月6日(金) 配信

 九州大の津田誠(つだ・まこと)准教授(神経薬理学)らの研究チームは、がんや糖尿病で神経が損傷し、慢性的な激しい痛みに襲われる「神経障害性疼痛(とうつう)」を引き起こす原因物質が「IRF8」というタンパク質であることを突き止めたと、5日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に発表した。
 津田准教授によると、神経障害性疼痛の患者は世界で約2千万人いる。服を着るなど肌に軽く触れただけでも激しい痛みを感じ、モルヒネなどの鎮痛薬も効果が薄く、有効な治療法がないのが現状という。
 これまでの研究では、神経が損傷すると、脳や脊髄にある免疫細胞「ミクログリア」が過度に活性化し、神経を興奮させる物質を作り出して痛みを引き起こすことは判明していた。ただ、ミクログリアが活性化するメカニズムは解明されていなかった。
 津田准教授らは、ミクログリアを活性化させる"スイッチ"として、同細胞だけに存在するIRF8に着目。神経が損傷するとミクログリアの核内でIRF8が増加し、活性化状態になることを、マウスを使った実験で実証したという。
 津田准教授は「IRF8の働きを抑えることで、慢性痛を緩和できる可能性がある」と指摘。既存薬を用いたIRF8の抑制などの研究を進めたいとしている。

東大が不正疑惑を調査 論文取り下げ、教授は辞職

共同通信社  4月6日(金) 配信


東京大分子細胞生物学研究所の加藤茂明(かとう・しげあき)教授が発表した複数の論文に、捏造(ねつぞう)や改ざんなどの不正を疑う指摘があり、東大が専門委員会で事実関係を調べていることが5日分かった。

加藤教授は3月末、米医学誌セルに2003年に掲載された遺伝子疾患の仕組みに関する論文に、不適切なデータの処理があったとして論文を取り下げ、大学を辞職した。東大によると、辞職の理由は「一身上の都合」という。

東大には1月、この論文を含む計24本に不正の疑いがあるとの指摘が外部から寄せられた。加藤教授の辞職後も調査は継続しており、不正があると認められた場合は処分を検討する。

加藤教授は分子生物学研究の第一人者で、セルやネイチャーなど一流の科学誌に成果を多数発表。学会が科学的不正問題を討論したシンポジウムにパネリストとして参加したこともある。