愛するとは、自分とはまったく正反対に生きている者を、その状態のままに喜ぶことだ。自分とは逆の感性を持っている人をも、その感性のままに喜ぶことだ。
愛を使って二人の違いを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者のちがいのままに喜ぶのが愛することなのだ。
「漂泊者とその影」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
151
P22
スイスにマクス・ピカートという哲学者がいました。この人は医師でもあって、一九六五(昭和四〇)年、七七歳で亡くなりましたが、ピカートが「愛とは、立ち止まることだ。ある一人の前に、しばし立ち止まることなく、時間を使うことなしに、愛をかわすことはできない」といっています(注)。
P24
(注)マクス・ピカート「愛情のある人間は、他の人々や、もろもろの事物のまえに、立ち止まる。そして、それらの人びとや事物に、時間を与える。それが、とりもなおさず愛なのだ。くりかえしていうが、時間と愛とは、相い依って一体をなすのだ」=佐野利勝訳「騒音とアトム化の世界」(一九七一年・みすず書房発行)より。
患者本位の病院改革
新村 明(著),藤田 真一(著)
朝日新聞社 (1990/06)


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