禅で教える主人公とは、心の中にある仏性、本来の自己のこと。誰もが自分のなかに仏様と同じ輝く仏性を持ち、それこそが自分本来の姿であるということ。
その姿に出会うことが、本当の自分を生きることにつながるのです。
自分本来の姿を生きられるようになれば、怖いものはありません。
何があっても泰然自若。あなたを攻撃したり批判したりする人が表れても、悠然とかまえていられます。思わぬトラブルに巻き込まれても、「これも経験」と前向きに受け取ることができます。なによりささいなことでカッとしたり、ムシャクシャして人に当たらずに済むようになります。
なぜなら、何ものにも侵されない尊い自分がいることがわかっているのですから。
怒らない 禅の作法
枡野 俊明 (著)
河出書房新社 (2016/4/6)
P50
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