歴史上の人物では、たとえば三時間しか眠らなかったというナポレオンなどは(これが単なる逸話でないとしたら)おそらく短眠型遺伝子を持っていたのでしょう。
ただ面白いのは、ナポレオンは例外だったとしても、過去において短眠型の人が、ほとんど幅を利かせていないということは、少なくとも私たちが思うほど、短眠型は有利ではなかったのでしょう。
~中略~
ところで、「短眠型」がいるように、逆のパーターンである「長眠型」の人もいます。「一日一三時間は寝ないと休んだ気がしない」などという人です。
おそらくこちらも遺伝子でしょう。こういう人は、世間では一般に「怠惰」という烙印が押されてしまいます。
しかし、理由が遺伝子になるとしたら、怠け者でもなんでもありません。
自分と違う人がいるということを寛容に認める社会が将来もっと重要になるかもしれませんね。
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
池谷 裕二 (著)
祥伝社 (2006/09)
P188
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)
- 作者: 裕二, 池谷
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 文庫
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