南(住人注;南直哉) 檀家制度を支える共同体自体が崩れているから、葬送儀礼は崩れるのは当たり前。
別に仏式の葬式がすたれたわけではないんです。これまで通用してきた日本型共同体とその中で生きる「私」という、自己構成の作法が崩壊しているということが、葬儀無用論という現象ではっきり出るんですよね。
墓制もそう。だから、葬儀のやり方を変えるとか、はかの弔い方を変えるなどといわれていることの本質は、共同体の設計と、共同体における自己の構成方法を根本的に変更しないとだめだということ。~後略
宮崎哲弥 仏教教理問答
宮崎哲弥 (著)
サンガ (2011/12/22)
P161
宮崎哲弥 仏教教理問答(サンガ文庫) (サンガ文庫 ミ 1-1)
- 作者: 宮崎哲弥
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2013/11/27
- メディア: 文庫
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