心を訓練する八つの詩頌より
誰かと一緒のときは
つねに自分が最も劣っているとみなし
心の底から
相手を愛しみ、最高のものと思えますように
ダライ・ラマ14世テンジンギャツォ (著), Tenzin Gyatso H.H.the Dalai Lama (原著), 谷口 富士夫 (翻訳)
ダライ・ラマ 365日を生きる智慧
春秋社 (2007/11)
はしがき
一、仇は恩で返せ。
一、人の良くない点は、まず自分に問題があるのではないかと思え。
一、禍福はみな、我が行いより来ると知れ。
一、後悔があるときは、それに代わる善を行なえ。
一、艱難を経ての安楽でなければ、その状態に甘んじてはならない。
一、自然に与えられるままに楽しみ、自ら無理に求めて楽しんではならない。
一、正直に生きるようにして、人を疑ってはならない。
一、いつも心を快活にして、ふさぎこむことなないようにせよ。
一、家の和合をもって、富貴の基とする。
薬製造業の守田家の家訓
山本 眞功 (監修)
商家の家訓―商いの知恵と掟
青春出版社 (2005/12)
P191
自分が最低だと思っていればいいのよ。
一番劣ると思っていればいいの。
そしたらね、みんなの言っていることがちゃんと頭に入ってくる。
赤塚不二夫
大山 くまお (著)
名言力 人生を変えるためのすごい言葉
ソフトバンククリエイティブ (2009/6/16)
P121
最大のうぬぼれとは何か。
愛されたいという要求だ。
そこには、自分は愛される価値があるのだという声高な主張がある。
そういう人は、自分を他の人々よりも高い場所にいる特別な存在だと思っている。自分だけは特別に評価される資格があると思っている差別主義者だ。
「人間的な、あまりに人間的な」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
172
[第百九十三段] 愚かな人が、他人をおしはかって、その智慧の程がわかったと思うようなことは、けっしてあたるはずがないものだ。
つまらぬ者が、碁を打つことだけに才がまわって上手なのが、賢い人がこの芸にはうといのを見て、自分の智慧には及ばぬときめこみ、種々の専門の技術者たちを、自分の専門を他人が知らないのを見て、自分が凡ての点でまさっていると思いこむのは、大きな間違いというものであろう。
文字の上の学問だけをしている坊主や、座禅工夫ばかりやっている禅僧は、互いに相手を忖度(そんたく)して、自分に及びもつかないと思っているが、どちらも当たっていない。
自分と同じ世界にいないものと、張り合ってはならぬ。また、かれこれ言ってはならない。
徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P283
千冊の本を読んだのと、千の畑を耕したのと、どちらが高級かというと、差はないと思う。絵について正確な解説ができるのと、動かない車の故障を直すのと、どちらが高級かという差はない。
自分の知識が他人の知識より重要だと考える者は愚かであり、他人と平等の立場で気持ちよく付き合えぬ者は間抜けである。
(「サミング・アップ」二十四章、一九三八年)
モーム語録
行方 昭夫 (編集)
岩波書店 (2010/4/17)
P33







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