ソロー(住人注;ヘンリー・ディヴィッド・ソロー)は、哲学者を、哲学教授から区別して、つぎのようにいった。
近頃は哲学教授はざらにいるが、哲学者はいなくなった。
たにんの哲学を教えることも称賛すべきことだ。かつてその人々がその哲学を生きたことをあかしするのは称賛に価するからだ。
哲学者であるということは、単に玄妙な思想を持つということではない。
学派を創立するということでさえもないのだ。それは、知恵を愛し、知恵を命ずるところによって生きることである。
それは、簡素と、独立と、寛容と、信頼の生活を送ることである。
それは、理論的にだけでなく、実践的に、いくばくかの生活の問題を解くことである。
南方熊楠 地球志向の比較学
鶴見 和子 (著)
講談社 (1981/1/7)
P233

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