第一に、一人ひとりが能動的に考え、行動すること。未曾有の事態に、マニュアルはない。
一人ひとりが、なにが大切か、なにができるか、自らの頭で考え、行動することが大切だと思う。
第二に、日々の、日常の生活を大切にすることである。
~中略~
最後に、最も重要なのは、共感だと思う。現場から私がメールを送り続けた、経験豊かな先生からは「なにもできませんが、すこしだけでも、共感を通して重荷を背負うことができました」というメールをもらった。
そしてその気持ちは、被災者の方々にも伝わるはずだと信じている。
医療支援はどう始まったか──岩手県からの報告
山本太郎 (長崎大学熱帯医学研究所)
世界 2011年 05月号
岩波書店; 月刊版 (2011/4/8)
P223
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