佐藤 北朝鮮に送金できるようになると、その金で何をやるか。北朝鮮は安全保障をリアリズムで考えています。
リビアのカダフィ大佐の教訓から学んでいる。それからイランやイラクの教訓からも学んでいます。
要するに、下手に出ても、核を持たなければ、つぶされるということです。
アメリカに到達する弾道ミサイルをもつことが、アメリカからの安全保障をとりつけるための唯一の方策だというのが、今の金正恩政権の発想です。
新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方
池上 彰(著), 佐藤 優(著)
文藝春秋 (2014/11/20)
P157
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