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食欲不振が続くと高齢者はすぐに脱水症状を起こします。自分でのどの渇きを訴えないことのほうが多いので発見が遅れ、気がついたら元気がなく意識がもうろうとしていたということがあります。
動作がいつもより鈍い、言葉が少ないなど、なんとなくいつもと様子が違うと思ったら脱水を疑いましょう。皮膚をつまんで、戻りが遅い場合は重症です。
脱水は放っておくと、おかしな言動をとるせん妄状態を起こすことがあります。
一見、痴呆と症状が似ているので、周囲の人を驚かせます。
また、血液が濃くなり、脳梗塞や心筋梗塞の引き金となるので注意してください。~後略~
脱水を見逃さないチェックリスト
①まずは次のことをチェック
□ くちびるが乾いていないか。
□ 皮膚がかさついていないか。
□ ぼーっとしていないか。
□ 元気があるかどうか。
□ だるそうな様子がないか。
□ 尿量が減っていないか。
②脱水が進むと
□ ぐったりしていないか
□ 痴呆に似た症状が現れていないか(普段なんでもない人がとんちんかんな受け答えをしたり、せん妄のような症状がみられる)。
日本訪問歯科協会 (監修)
創元社 (2004/01)
まず、認知症の人に限らずお年寄り一般に言えることですが、絶対に不足させてはいけないものが3つあります。
それは、栄養・水分・刺激です。
~中略~
さらに、歳をとると、のどの渇きを感じにくくなるので、飲み物を勧めても「いらない」と言って飲んでくれないことがあります。
認知症だとなおさら飲んでもらうのが難しくなります。
どうしても水分を摂ってくれないときは、よく知られた方法ですが、お茶をゼリーにして食べてもらってもいいでしょう。あるいは、かき氷を用意してもいいと思います。手間はかかりますが、いろいろな味のシロップを用意しておけば、見た目も鮮やかで楽しく水分補給してもらえるでしょう。
認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ
右馬埜 節子 (著)
講談社 (2016/3/23)
P138


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