P4
ストレスは消失するものではありません。また、本書はストレスを治療したり、ストレスから逃避したりすることをおススメする本ではありません。
ストレスの特性を理解し、コントロールする術を身につけて、それを上手く活用することにより、必ず道は開けます。
コーピングによるストレスコントロールは、誰でも身につけられるスキルです。
P30
コーピングとは、英語で「Cope(コープ)」という動詞に「ing」を付加したものです。
「Cope」の意味は、「難局に対処する」「負けずに戦う」というようなもので、認知行動療法に基づいた心身調整によるストレス対処法を指します。
この「コーピング」について、よく尋ねられるのはその「ルーツ」です。
私の調査したところによれば、実はその歴史はまだ浅いようです。
初めて「ストレス」を定義したのは、カナダの内分泌学者、セリエです。一九三六年に動物実験による「生理的・疫学的研究」でストレス学説を提唱したことがストレス研究の始まりとされています。
一九五〇年代になると心理学領域でも「ストレス」研究が盛んになり、一九六七年にアメリカの社会生理学者ホームズとレイによる「ライフイベント研究」、アメリカの心理学者 リチャード・S・ラザルスらによる「心理的ストレスとコーピングについての認知的理論」のように発展してきました。こののちに早稲田大学の客員教授にも就任したラザルスが一九六五年に刺激への対処手段を「コーピング」と呼んだようです。
次に、コーピングの定義ですが、「自分の感情に気づき、能動的に行動することで、感情をコントロール(自己調整)する技術です。
ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる-
坂上 隆之 (著)
日刊工業新聞社 (2015/2/25)
ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる- (B&Tブックス)
- 作者: 坂上 隆之
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: 単行本
P95
つまり問題は、「どんな刺激を受けるか」ではなく、「その刺激をどう”評価”するか」なのです。
それならば、刺激から逃げるのではなく、刺激を受けても、それに対する評価や解釈を鍛えていこう、というのが私の専門とする「コーピング(Coping)」という技術の基本的なスタンスです。
コーピングのコープ(Cope)とは、「立ち向かう」「難局に対処する」といった意味の言葉で、ストレスを自分自身でコントロール(調整)するためにスポーツ心理学や認知行動療法の世界で生まれた技術なのです。
田中ウルヴェ京
P100
子どもに与えるべき感覚
第1条 「わたしは愛されている!」(自己親愛感)
第2条 「わたしはできる!」(自己効力感)
第3条 「大事なのは挑戦すること!」(チャレンジ精神)
第4条 「自分の行いに責任を持つ!」(自己責任感)
第5条 「失敗しても大丈夫!」(失敗受容感)
第6条 「間違っても修正できる!」(逆境対処能力)
第7条 「自分のやっていることが楽しい!」(自己幸福感)
第8条 「わたしは変わることができる!」(自己変容感)
P104
なぜなら、人間は自分の「快」のためには努力できるけれど、明らかに「不快」とわかっていることのためには努力ができない生き物だからです。
40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
モーニング編集部 (編集), 朝日新聞社 (編集)
講談社 (2010/7/23)
40歳の教科書 親が子どものためにできること ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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