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サーモンとは、海で養殖されたサケ・マスの仲間すべてをまとめた呼称です。
このうち刺身や寿司ダネとなるのは、大衆品の海産ニジマス(通称トラウト)と、高級品のアトランティックサーモン(通称アトラン)です。
トラウトの多くはチリから冷凍輸入され、アトランはノルウェーなどから生鮮品で空輸されています。
回転寿司では主に安いトラウトが使用され、価格の高いアトランは「生サーモン」として一皿一貫で提供されていることが多いようです。
これらサーモン類は毎年20~30万トンほど輸入されています。これは養殖ブリ類(ブリやハマチ、カンパチなど)の約二倍という膨大な量になります。
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生鮮水産物の消費が年々大幅に低下していく中、サーモンの消費量だけが大きく増えているのは興味深い現象です。
はるか地球の裏側から運ばれてくる「サーモン」が食べられ、ずっと鮮度が良くて信頼できる国産の水産物が食卓から弾き出されて行き場を失っているということです。
日本人が知らない漁業の大問題
佐野 雅昭 (著)
新潮社 (2015/3/14)

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