2025年3月26日水曜日

とにかく4分間やってみる


「身体を使ったコーピング」の四つ目のスキルは、心理学用語でいう「作業興奮」です。
~中略~
 実は、脳をだましてやる気になってしまう方法があるのです。
アメリカの心理学者のレナード・ズーニン博士という心理学者が提唱した「ズーニンの法則」です。
 それは、「物事は最初の4分が決め手になる」というものです。やる気、モチベーションは脳の「側座核(そくざかく)」という場所でつくられるのですが、そのためにはある程度の刺激が必要です。つまり、やる気が出ないのは、動かないから側座核が刺激を受けないため、当然の結果なのです。
 ですから、職場で仕事に対してやる気が出ないときは、デスクに座り、とにかく4分間手を動かしてください。簡単なメールの返信でもよいですし、ためらいのあった仕事のこの部分だけ細切れにやってみる、と決めてとにかく手を動かすのです。

ワーキングストレスに向き合う力-スポーツ分野で話題のストレスコントロール手法<コーピング>でビジネスに強くなる-
坂上 隆之 (著)
日刊工業新聞社 (2015/2/25)
P106

ワーキングストレスに向き合う力 (B&Tブックス)

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  • 作者: 坂上隆之
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2015/02/26
  • メディア: 単行本


長崎県 雲仙

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