マッキンダー(住人注;H・J・マッキンダー)は、これら古い文明の歴史を持つモンスーン地帯の諸国が、やがてその生産力を開発して、北大西洋圏やハートランド(住人注;ユーラシア大陸の心臓部)と均衡状態がたもてるようになれば、はじめてそこに自由と幸福を基調にした地球上の社会が実現されるだろうと予言して、彼の論文を結んでいる。 均衡こそ自由の基礎だ、というのが彼の生涯の哲学だった。
地政学入門―外交戦略の政治学 曽村 保信 (著) 中央公論社 (1984/01) P83
地政学入門―外交戦略の政治学 (中公新書 (721))
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