春風を以って人に接し、
秋霜を以って自らを粛( つつし)む
「 言志後録」第三三条
佐藤 一斎 著
岬龍 一郎 編訳
現代語抄訳 言志四録
PHP研究所(2005/5/26)
P99
人の過誤は宜しく恕すべし、而して己に在りては則ち恕すべからず。
己の困辱は当に偲ぶべし、而して人に在りては則ち忍ぶべからず。
洪自誠
守屋 洋 (著), 守屋淳 (著)
菜根譚の名言 ベスト100
PHP研究所 (2007/7/14)
P183
他人の過ちには寛大であれ。しかし、自分の過ちには厳しくなければならない。
自分の苦しみには歯をくいしばれ。しかし、他人の苦しみを見過ごしてはならない。
P34
イエス
隣人の目の中にある小さなごみは見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。
また自分の目の中の丸太がみえてないのに、っどうして隣人に「さあ、目の中のごみを取り除かせて下さい」と言えるのか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除き、はっきりとものが見えるようになってから、隣人の目の中にあるごみを取り除きなさい。
ルカ伝
P35
ブッダ
他人の欠点は自分の欠点よりよく見える。他人の欠点は、もみ殻のようにふるいにかけているからよく見えるが、自分の欠点はなかなか見ることができない。
いかさま師が自分のさいころは隠して相手のさいころは人に見せるように、他人の短所を暴き立て、常に他人ばかり非難しようとするのである。
P36
イエス
人々はイエスに言った。「先生、この女は姦通の現場を取り押さえられました。モーセの律法では、このような女は石打ちの刑にしなければなりません。あなたはどうお考えになりますか」
イエスは人々に言われた。「あなた方の中で、罪のない者がまずこの女に石を投げなさい」
ヨハネ伝
P37
ブッダ
他人の欠点を探したり、他人が何をし、何をしなかったかということを問題にすべきではない。
自分自身が何をし、何をしなかったかを顧みなさい。
ダンマパダ
今枝 由郎 (翻訳), 鈴木 佐知子 (翻訳), 武田 真理子 (翻訳), マーカス・ボーグ
イエスの言葉ブッダの言葉
大東出版社 (2001/10)
でもかんがえてほしい。人間の欠点や、あさはかだけれどたわいない虚栄心に目をつぶらなければ、この世の中を生きていくことなんて、できはしないのだよ。
誰かが、実際よりも賢く思われたい、美しく思われたいと思ったとしても、誰にも毒は及ぼさない。無邪気なものじゃないか。
そういう人たちに、そう思うのはまちがっているよ、などと言っても始まらない。言って嫌な思いをさせるより、私なら、多生のお世辞を使っても、彼らに気持ちの良い思いさせて、友達になった方がいい。
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P199

父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)
- 作者: フィリップ・チェスターフィールド
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 文庫
どうしてそうなるかというと、自分を見るときにはあまりに近くの距離から自分を見ているからだ。
そして、他人を見るときは、あまりにも遠くの距離から輪郭をぼんやりと見ているからなのだ。
この距離の取り方を反対にしてじっくりと観察するようにすれば、他人はそれほど非難すべき存在ではないし、自分はそれほど甘く許容すべき存在ではないということがわかってくるはずだ。
「さまざまな意見と箴言」
超訳 ニーチェの言葉
白取 春彦 (翻訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010/1/12)
012
二三 真の男子たるものは、人を許しても、人に許してもらおうなどと甘えた心を持ってはならない、自分に甘えないということが重要なのだ。
西郷隆盛「南洲翁遺訓」―ビキナーズ日本の思想
西郷 隆盛 (著), 猪飼 隆明 (翻訳)
角川学芸出版 (2007/04)
P108

西郷隆盛「南洲翁遺訓」―ビキナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 西郷 隆盛
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 文庫
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