切に思ふことは必ずとぐるなり。
強き敵、深き色、重き宝らなれども、切に思ふ心ふかければ、必ず方便も出来る様あるべし。
是れ天地善神の冥加もありて必ず成ずるなり。
懐奘 (編集), 和辻 哲郎
正法眼蔵随聞記
岩波書店; 改版版 (1982/01)
P84
永平寺の開祖道元(1200‐53)が洛南に道場を開いた時、その学風を慕って参じた懐奘(1198‐1280)が、日々に聞く師の言葉を記録したもの。勉学の心得はもとより宗教について死生について等々、人生の根源にかかわる問題が易しく述べられている。忠実な記者の態度を貫いた懐奘の筆によって、道元その人の言葉がよく伝えられているという。
つねによい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる。
ゲーテ「ファウスト」
大山 くまお (著)
名言力 人生を変えるためのすごい言葉
ソフトバンククリエイティブ (2009/6/16)
P63
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