高血圧の薬(降圧剤と血管拡張剤)は、今や年間の売り上げが1兆円超巨大市場である。
1980年の終わりごろは、2000億ほどだったから、この二〇数年で5倍にも膨れ上がったことになる(28ページのグラフ参照)。
日本は、世界の40%もの薬を消費している。その量はアメリカに次いで第2位だ。一人あたりに換算すると、日本が1位である。
世界一薬好きな日本人が、最も多く飲んでいるのが降圧剤であることは、あまり知られていない。降圧剤は、潰瘍用剤や鎮痛消炎剤を抑え、医薬品市場のトップを占める(29ページの表参照)。
私たち日本人は、ものすごい量の降圧剤を飲んでいるのだ。
高血圧はほっとくのが一番
松本 光正 (著)
講談社 (2014/4/22)
P27
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