人生は習慣の織物である
アミエル
安岡 正篤
プレジデント社 (1986/11)
P65
数年前、「人生はいまいましい出来事の繰り返しだ」と印刷されたクリスマスカードが出回ったことがあった。
これをもう少し上品な言葉で言い直すと、「人生は習慣である」、すなわち、人生は無意識のうちになかば習慣化された行為の連続したもの、と言えるであろう。
この偉大な真理は、精神的なもの、肉体的なものを問わず、あらゆる行動の基盤となるもので、卓越した道徳は習慣より生まれる、とするアリストテレスの教えの中心思想をなすものである。
平静の心―オスラー博士講演集
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)
P491
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 単行本
二 子曰わく、性は相近し。習えば相遠ざかる。
~中略~
先生がいわれた。「 人間の生まれつきの素質はそんなに差があるものではない。生まれたのちの習慣によってたがいに遠く離れるのである。 」
陽貨篇
論語
孔子 ( 著), 貝塚 茂樹
中央公論新社 (1973/07)
P487
「読誦しなければ聖典が汚(けが)れ、修理しなければ家屋(いえ)が汚れ、身なりを怠るならば容色が汚れ、なおざりになるならば、つとめ慎む人が汚れる」(「ダンマパダ」―法句経―二四一)
僕はこの言葉を「使うこと、続けることの偈」だと個人的に感じている。
ボクは坊さん。
白川密成 (著)
ミシマ社 (2010/1/28)
P038
P14
個人であれ、組織であれ、変化しようとするもののほとんどが失敗します。
ジム・レーヤーとトニー・シュワルツは「成功と幸せのための4つのエネルギー管理術」(青島淑子訳、阪急コミュニケーションズ)の中で、変化について興味深い考え方を提唱しています。
変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れることだというのです。
最初に何かを習慣化することは難しいのですが、習慣を続けることは比較的簡単です。
~中略~
レーヤーとシュワルツは「習慣をつくるには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特定の時間に行なうことが必要である」としています。
スポーツ選手にとっては、一流であることは非常に価値があることなので、スポーツ選手はトレーニングを習慣にしまう。私たちにとって、清潔であることは非常に価値があることなので、歯磨きを習慣にしているわけです。
P17
「繰り返し行われることが我々の本質である。さすれば卓越するということは行動ではなく、習慣に現れるものである」
哲学者 アリストテレス
ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハー (著), 成瀬 まゆみ (翻訳)
大和書房 (2015/1/10)
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