2024年11月21日木曜日

柳の御所

宗盛はじめ平家一門は、この地眺望よく故ある所なりとて、御所造営にとりかかった。
 里人は京都の御所になぞらえて、周囲に柳、梅、桃、李等を植え、幼帝をお慰め申し上げた。
~中略~
 柳御所に天皇が滞在されたのは、源平盛衰記に七日としている。
「柳御所考」で佐野経彦は、いろいろな状勢から、皇居材せし程は、八月末より九月の末に到れると思われる、と推定している。

郷土門司の歴史
中山主膳 (著)
金山堂書店 (1988/06/01)
P79 

郷土門司の歴史 

0 件のコメント: