現状でいうと、日本の医師は大きく3つのタイプに分けられると思います。
まずひとつは、真面目で正義感が強く、がむしゃらに働く猪突猛進型の医師。
今の医療制度に疑問を持ちながらも目の前の仕事に忙殺されていくタイプで、過労のあまり心身に異常をきたし、離職してゆくのも彼らが中心です。
続いて2つ目は、「ゴッドハンド」をめざす医師。
彼らは総じて金銭欲や出世欲とは無縁で、ひたすら己の職人的な技術の向上に喜びを見出します。
根っからの技術者タイプで、一般企業でいえば、エンジニアのような医師たちです。もちろんこれ自体はいいことですし、実際に国際的な評価を得て世界で活躍するゴッドハンドも多数登場しています。
そして最後が、まともに働こうとしないお役人タイプの医師です。
北原 茂実 (著)
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる!
講談社 (2011/1/21)
P113
「病院」がトヨタを超える日 医療は日本を救う輸出産業になる! (講談社プラスアルファ新書)
- 作者: 北原 茂実
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 新書
ジョン・ワード師は医者を次のように手厳しく分類し、その分類は以来有名になった。 第一に、口はきくが何もしない者、 第二に、やることはやるが口をきかぬ者、 第三に、やることもやり、口もきく者、 第四に、やることもやらず口もきかぬ者―そして最後の医者が一番金をもうける。
平静の心―オスラー博士講演集
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)
P217
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)
P217
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