人の生くるや直( なお )し。
これをなくして生くるは、幸いにして免るるなり。
論語
佐藤 一斎 著
岬龍 一郎 編訳
現代語抄訳 言志四録
PHP研究所(2005/5/26)
P206
人がこの世で生きていけるのは、正直によってである。
不正直で生きているのは偶然、禍を免れているにすぎない。
一九 子曰わく、人の生くるや直し、これ罔( な )くして生くるや幸いにして免る。
~中略~
先生がいわれた。
「 人間は生きて行く、まっすぐに。
まげて生きてゆく、やっと助かるだけだ 」
*馬融の古注では、人間が生命を全うすることができるのは正直の徳による。正直によらず、自他をあざむいて生きながらえることもできるが、それはまぐれあたりで助かっているだけだと読む。
朱子の新注では、人間の本性は正直であるから、これにしたがって生きてゆけばそれでよいと解する。~後略
雍也篇
論語
孔子 (著), 貝塚 茂樹
中央公論新社 (1973/07)
P165
不正直ほど多くの悩みを引き起こすものはない。
ジーン・オートリー
デール カーネギー (著) 香山晶 (訳)
道は開ける
ハンディーカーネギー・ベスト
創元社 (1986/11)
P387
いったい嘘ほど罪深く、卑しく、馬鹿馬鹿しいものはない。嘘は敵意や臆病さや虚栄心がつかせるものだが、どの場合も、目的を果たすことは少ない。
どんなにうまく隠したつもりでも、嘘は遅かれ早かれバレるからだ。
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章
フィリップ・チェスターフィールド (著), 竹内 均 (翻訳)
三笠書房 (2011/3/22)
P41
父から若き息子へ贈る「実りある人生の鍵」45章 (知的生きかた文庫)
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2011/03/22
- メディア: 文庫
P112
イエス
心の清らかな人は幸いである。彼らは神を見るからである。
マタイ伝
P113
ブッダ
思いやりの瞑想にふける人は、ブラーフマ神を自分の目で見ることができ、向かい合って言葉を交わし、助言を求めることもできる。
ディーガ・ニカーヤ
今枝 由郎 (翻訳), 鈴木 佐知子 (翻訳), 武田 真理子 (翻訳), マーカス・ボーグ
イエスの言葉ブッダの言葉
大東出版社 (2001/10)
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