四 孔子曰わく、益者三友、損者三友。直( なおき )を友とし、諒( まこと )を友とし、多聞を友とするは、益なり。
便辟( べんぺき )を友とし、善柔を友とし、便佞( べんねい )を友とするは、損なり。
~中略~
孔先生がいわれた。
「 ためになる三種の友人、損になる三種の友人。正直な人を友とし、誠実な人を友とし、博学な人を友とするのはためになる。
見かけにいいだけの人を友とし、はだざわりがいいだけの人を友とし、口先のうまい人を友とするのは損である 」
李氏篇
論語
孔子 ( 著 ), 貝塚 茂樹
中央公論新社 (1973/07)
P470<
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二五三 恥じることを忘れ、また嫌って、「われは(汝の)友である」と言いながら、しかも為し得る仕事を引き受けない、―かれを「この人は(わが)友に非ず」と知るべきである。
二五四 諸々の友人に対して、実行がともなわないのに、ことばだけ気に入ることを言う人は、「言うだけで実行しない人」であると、賢者たちは知りぬいている。
ブッダのことば―スッタニパータ
中村 元 (翻訳)
岩波書店 (1958/01)
P56
P138
益友(えきゆう)はまれに、損友(そんゆう)は多事(おおいこと)何方(いずかた)も同事(おなじこと)、今に始(はじ)めざる気の毒に御座候(ござそうろう)。 最早(もはや)それはツント思(おもい)すてて心にかけぬが天下一の工夫にソロ。四書にのする所の諸賢者ほどなる尚友(しょうゆう)は之(こ)れ無く候(そうろう)。 よの友を求めていらぬ事に候。 (中川貞良に答える)
P216
同志(どうし)の交際は、恭敬(きょうけい)を以て主(しゆ)と為(な)し、和睦を以てこれを行うべし。一毫(いちごう)も自ら便利を択(えら)ぶべからず。
狼(もと)って勝たんことを求めるなかれ。淫媟(いんせつ)、戯慢(ぎまん)にして女色(じょしょく)を評論すべからず。 (学舎坐右の戒め)
同志(どうし)の交際は、恭敬(きょうけい)を以て主(しゆ)と為(な)し、和睦を以てこれを行うべし。一毫(いちごう)も自ら便利を択(えら)ぶべからず。
狼(もと)って勝たんことを求めるなかれ。淫媟(いんせつ)、戯慢(ぎまん)にして女色(じょしょく)を評論すべからず。 (学舎坐右の戒め)
中江藤樹 人生百訓
中江 彰 (著)
致知出版社 (2007/6/1)
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