2024年12月18日水曜日

アーンツ・シュルツの法則

 

19世紀中期,Arndt Rudolph と Schultz Hugoは,次のような法則を提唱した。
「あらゆる刺激は,それが非常に弱い刺激である場合,生体の反応を刺激することはない。しかし,ある刺激域に達すると,生体の反応を促進させ,強い刺激は逆に抑制させる。
さらに強い刺激は,生体の反応を停止させる」という法則であり,アーンツ・シュルツの法則(Arndt-Schultz Law)と呼ばれている。

皮膚科・形成外科医のためのレーザー治療
渥美 和彦 /荒瀬誠治/大城俊夫/中島龍夫 (編)
メジカルビュー社 (2000/08)
P52

 

 

皮膚科・形成外科医のためのレーザー治療

皮膚科・形成外科医のためのレーザー治療

  • 出版社/メーカー: メジカルビュー社
  • 発売日: 2000/08/01
  • メディア: 単行本

 

京都北白川天然ラジウム温泉えいせん京 【旧 源泉湧出元 北白川天然ラジウム温泉】
https://onsen.nifty.com/kyoutoshinai-onsen/onsen003109/
より引用

 量-反応関係の重要性は500年前,ルネサンス期の内科医パラケルススが「毒性学の第1法則:すべてのものは毒物であり,毒物でないものなどはなく,毒性のなさは量だけで決まる」と明言したとき以来,認識されていた.
つまり,有益な薬でさえ量が多すぎれば毒になり,毒物や細菌も量が少なければワクチン注射のように防護的な反応を引き出す.

リスク 不確実性の中での意思決定
Baruch Fischhoff (著), John Kadvany (著),中谷内 一也 (翻訳)
丸善出版 (2015/4/26)
P70

 

リスク 不確実性の中での意思決定 (サイエンス・パレット)

リスク 不確実性の中での意思決定 (サイエンス・パレット)

  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2015/04/26
  • メディア: 新書

早野 そのラドンというのは、周期表でいうと「水兵」の「へ」のずっと下のほうにあるんです。一番右の列の下の方です。このラドンという元素は、重たいけど気体なんですね。
糸井 重たいけど気体。
早野 うん、気体なんです。岩の中、コンクリートの中、土の中とかに、すごく微量だけれどもウランがあって、そのウランが長い長い年月の中で、あるときα線をぽこっと出して、ラドンになるんです。で、そのラドンは気体なので、地面から出てきて、空気の中に漂ってたりする。
私たちは今この瞬間もラドンを吸っているんです。だから、肺の中で、そのラドンによって内部被ばくしてます。温泉の成分として微量のラドンを含むものに療養効果があるとされる一方で、住居内における高濃度のラドンは健康リスクがあることもわかっています。
糸井 あ、そうなんですか。でも、ラドン温泉は大丈夫?
早野 ラドン温泉、線量としては非常に低いですから。お湯に浸かってる時間が、そんなに長いわけじゃないですし・・・・・。

知ろうとすること。
早野 龍五 (著), 糸井 重里 (著)
新潮社 (2014/9/27)
P142

 

知ろうとすること。(新潮文庫)

知ろうとすること。(新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: Kindle版

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