大澤 キリスト教は成立後、いろんな形で社会に浸透し、人びとに影響を与えながら、言ってみれば「西洋」をつくっていきました。しばしば言われる「グローバリゼーション」も含めて、近代化というのは、見方によっては地球的・人類的な規模の西洋化みたいなところがあります。
ですから、西洋世界というものがいかにつくられたかを知ることは、現代を知る上でも最も重要なカギになる。
その西洋世界の根幹にキリスト教があったのは明らかです。
ふしぎなキリスト教
橋爪 大三郎 (著), 大澤 真幸 (著)
講談社 (2011/5/18)
P242
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